お便り 一般道と高速道路でニ人乗りの条件が違うの?

投稿者:神奈川県/ゆがわらんでぃ

そうなんですか? 二輪免許歴30年以上のオッサンなので、このあたりはすっかりノーマークでした。というわけで、早速、最新の情報を警視庁交通相談に問い合わせ~!

すると、一般道については次のような回答が返ってきた。

「一般道だと普通二輪小型限定以上の免許を取得して通算1年以上を経過すると2人乗りが可能です。当然ですが、車両側には2人乗りするための乗車装置が必要です」

一般道では、大型二輪免許または普通二輪免許を受けていた期間が通算1年以上あれば、二人乗りが可能となる。ただし、後部座席やタンデムステップなど、二人乗りに必要な装備を備えた車両であることが前提だ。一般原動機付自転車や、後部座席のないバイクでは二人乗りできない。

ここでいう高速道路とは、高速自動車国道と自動車専用道路のこと。有料道路がすべて該当するわけではないのでご注意を。

高速道路は「20歳以上」かつ免許歴3年以上

高速道路では、一般道よりも条件が厳しくなる。警視庁交通相談の回答も、その違いを明確に説明している。

「高速道路では2人乗りの条件が厳しくなります。普通二輪又は大型二輪免許の取得後、通算3年以上経過したうえ、20歳以上でなくてはなりません」

つまり、普通二輪または大型二輪免許を受けていた期間が通算3年以上あり、なおかつ運転者が20歳以上であること。この2つを両方満たさなければ、高速道路で二人乗りはできない。「免許歴は3年を超えたけど、まだ19歳」という場合もダメだし、20歳を超えていても免許歴が3年未満ならダメというわけだ。警察庁「交通の方法に関する教則」でも、この条件が示されている。

小型限定普通二輪免許を受けていた期間も、二輪免許の経歴として通算される。ただし、125cc以下のバイクは高速道路を走れないため、実際に高速道路で二人乗りをするには、限定解除や上位免許の取得に加え、高速道路を通行できる排気量の車両が必要になる。

条件を満たしていても、二人乗り禁止区間に注意

年齢と免許歴の条件を満たせば、どの高速道路でも必ず二人乗りできるわけではない。首都高速道路には、現在も自動二輪車の二人乗りが禁止されている区間があり、都心環状線の全線をはじめ、各路線の一部が規制対象となっている。現地に「大型自動二輪車及び普通自動二輪車二人乗り通行禁止」の標識がある区間では走行できないので、入口や分岐の案内を確認しておくとベストだ。

条件を満たした瞬間から、二人乗りが急に簡単になるわけでもない。同乗者を乗せれば車重が増え、加速やブレーキ、コーナリングの感覚も一人乗りとは変わってくる。法律上は走れる状態でも、まずは交通量の少ない一般道で挙動に慣れ、無理のないルートから始めるのが安心だろう。警察庁の教則でも、二人乗りは一人乗りでの運転に十分習熟してから行うよう案内しているよ。

一般道は免許歴1年以上、高速道路は20歳以上かつ免許歴3年以上。まずはこの違いを覚えておきたい。そのうえで、車両の装備や通行区間、同乗者への配慮まで含めて準備することが、二人でのツーリングを安全に楽しむ近道なのである。

まとめ

●一般道は1年以上、高速は3年かつ20歳以上!

※この記事は月刊モトチャンプ2022年10月号を基に加筆修正を行っています

【モトチャンプ編集部】