日産の体験型エンターテイメント施設「ニッサン パビリオン」が日本空間デザイン賞で銅賞を受賞!

日産自動車はこのほど、今年8月1日から10月23日までの期間限定で開設していた体験型エンターテインメント施設「ニッサン パビリオン」が、日本空間デザイン賞の「エキシビション、プロモーション空間部門」において銅賞を受賞したと発表した。

持続可能性を高める数々の取り組みにより、施設全体でCO2排出量ゼロを実現

国内外の優れた空間デザインを表彰する同賞は、2019年に日本最大級のデザインアワードとして創設。今年は2020年5月1日から2021年4月30日までの作品が対象となり、国内外からから887点の応募があった。また、主催団体である日本商環境デザイン協会(JCD)と日本空間デザイン協会(DSA)は、国連が採択する「持続可能な開発目標(SDGs)」に向けた活動に賛同しており、審査基準には、時代性、創造性、社会性、文化性、意匠性とともに持続可能性が設定されている。

今回、銅賞を受賞した「ニッサン パビリオン」では、持続可能性を高める数々の取り組みが実施された。例えば、施設内のカフェでは、太陽光パネルで発電した電力を活用することに加えて、電気自動車での来場者に対しては、駐車料金の代わりにバッテリーに蓄電した電力をカフェに給電するという世界初の仕組みを採用。さらに100%水力由来の電力「アクアプレミアム」を使用するなどし、施設全体でCO2排出量ゼロを実現した。

また、開設期間終了後には施設で使用された資源のうち再利用可能なものについてはすべて転用し、廃棄ゼロを達成している。例えば「日産リーフ」の使用済みバッテリーや、ライト、便器、消火器などを、本社、工場を含む日産の国内の事業所で再利用。また、連携協定を結ぶ横浜市を通じて、街と光のアートイルミネーションに映像機材を提供した。さらに、パビリオンで使用したブランドロゴは、現在、日産グローバル本社ギャラリーで使用されている。

キーワードで検索する

著者プロフィール

モーターファン 近影

モーターファン