日本ミシュランタイヤが被災地のモビリティ支援を目的とした「モビリティ・レジリエンス・アライアンス」に署名

7月28日、日本ミシュランタイヤは一般社団法人 日本カーシェアリング協会と「モビリティ・レジリエンス・アライアンス」を締結したと発表した。

多くの企業や団体、自治体とともに「災害時にクルマに困らない社会の実現」に向けて、地域社会とそこに住む人々の安心と安全に貢献できることを目指す

ミシュランは、2011年に発生した東日本大震災直後から⽇本カーシェアリング協会の活動に賛同し、これまで10年間にわたり、全国から寄付により集められた支援車にタイヤを提供してきた。大規模災害時では被災者がクルマを失うことも多く、被災直後の片付けや生活再建のための行政手続きにもクルマによる移動は欠かせない。この協定は被災地に車両を無償提供(※)する⽇本カーシェアリング協会が事務局となり、平時から企業や団体、自治体が連携し、災害が起きた際により効果的なモビリティ支援を迅速に行うことを目的にしている。
※車両の維持費、燃料代、駐車場代、役員手当等の経費を会員が利用頻度に応じて平等に分担。ルールを決めて積み立てを行い、年1回の総会の時期に精算を行っている

日本ミシュランタイヤの須藤元代表取締役社長は次のように述べている。
「ミシュランの企業理念である“モビリティの継続的な発展に貢献する”ことは災害など有事の際はもちろん、将来のリスクに備えた活動も含まれます。この協定締結により、大規模災害時にクルマを失い、移動に困難を抱える被災者の支援と迅速な対応が可能となり、災害時に必要とされるタイヤをいち早く供給し、被災者への確実なモビリティ支援を実現し、そしていち早い復興の助けとなるよう願っています」

実際の大規模災害時では、地域社会の復興において多種多様な連携支援が必要不可欠。ミシュランは、この協定に賛同するより多くの企業や団体、自治体とともに「災害時にクルマに困らない社会の実現」に向け、地域社会とそこに住む人々の安心と安全に貢献できることを目指している。

●一般社団法人 日本カーシェアリング協会公式サイト

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