Tech|テクノロジーがわかるとクルマはもっと面白い。未来を予見する自動車技術情報サイト

  • MotorFan[モーターファン]
  • モーターファンバイクス[Bikes]
  1. TOP
  2. ニュース・トピック
  3. ニュース
  4. コンチネンタル

コンチネンタル、パイオニア:統合コックピット開発における戦略的パートナーシップの締結に合意

  • 2020/05/27
  • Motor Fan illustrated編集部
このエントリーをはてなブックマークに追加
未来のユーザーエクスペリエンス:コンチネンタルとパイオニアの戦略パートナーシップ締結

コンチネンタルとパイオニアは、今後車両への搭載増加が見込まれる統合コックピットの開発において、戦略的な提携を行うことに合意した。本協業は、両社のインフォテインメントに関する技術を組み合わせ、車室内における新しいユーザーエクスペリエンスを用いたインフォテインメントシステムを開発し、アジア市場を中心に提供していくことを目的としている。

 本協業を通じて、パイオニアのインフォテインメントソリューションがコンチネンタルのコックピット・ハイパフォーマンス・コンピュータ(HPC)に統合される。パイオニアの広範囲なソフトウェアパッケージとコンチネンタルのHPCの統合は、車両メーカーにおけるコックピットシステムの開発に大きな可能性を提供する。
 この統合により、車両アーキテクチャの統合のトレンドとコックピットにおける機能範囲の急速な拡大にともなうソフトウェアの複雑化へ対応でき、ドライバーや搭乗者へ最適な手法で幅広い情報を伝える統合コックピットの開発が可能となる。車両メーカーは、インフォテインメントの幅広いソフトウェアパッケージを活用したコックピットシステムを柔軟に開発できるようになる。

 今後、複数のスペシャリストパートナー間の戦略的な協業の強化が必要となる中、幅広い統合専門知識・ノウハウを持つコンチネンタルと、カーエンタテインメントにおけるインフォテインメントソリューションの知見を有するパイオニアによる本協業は、コックピットシステムの分野において、柔軟で包括的なコラボレーションモデルとなる。

 コンチネンタルのヒューマン・マシン・インターフェースビジネスユニット責任者であるフランク・ラーベ氏(Dr.FrankRabe)は次のように述べている。「ユーザーエクスペリエンスは、車両の知覚領域の開発において、ますます重要な役割を果たしています。特に、操作の安全性、快適なデザイン、高機能性が最も重要です。当社のコックピット・ハイパフォーマンスコンピュータ(HPC)は、さまざまなソースからのサブドメイン全体のシームレスな統合などを含む要件を完全に満たしています。パイオニアは、当社の完璧で最適な協業パートナーであると考えています」

 パイオニアのモビリティプロダクトカンパニーの責任者である高島直人氏は、次のように述べている。「コンチネンタルは集合計器と車両安全システムに関する優れた知見を持っており、当社は、OEMとアフターマーケット両方で40年以上に渡るグローバルでのマーケティング経験を通じて得られたカーエンタテインメントの知見を持っています。両社の知見は、ますます高機能化が進む中、安全で直感的な操作が可能な次世代HMIの提供において欠かすことができません。両社は、究極のユーザーエクスペリエンスを提供することを目的として、互いの知見を持ち寄り、コンセプト実証を通じて新しいアイディアを生み出し、具現化する取り組みを始めています」

コンチネンタル製コックピット・ハイパフォーマンス・コンピュータ:パイオニア製インフォメーションシステムとモジュール型高性能プラットフォームの統合イメージ

コンチネンタルの柔軟なプラットフォームの優位性について

 これまで、車両のヒューマン・マシン・インターフェースは基本的に、2つのディスプレイに実装された2つの独立した領域、すなわちドライバーへ情報を表示するメーターパネルと、ドライバーと助手席用のセンタースタックディスプレイで構成されていた。インフォテインメント関連は、センタースタックディスプレイに集中していたが、情報、サービス、機能の相互コネクティビティに対する高まりにより、この構造はもはや理想的ではなくなっている。

 それに対し、コンチネンタルのコックピット・ハイパフォーマンス・コンピュータ(HPC)を搭載した統合コックピットは、車両内のすべてのディスプレイと操作要素を統合したユーザーインターフェースを実現する。

 この統合コックピットでは、コンテンツを表示制限に関係なく表示でき、ユーザーが個別に配置することも可能なので、予想される重大な場面毎に本当に必要な情報のみ優先して表示する。これにより、ドライバーが受け取る情報が多すぎたり、気が散ったりすることがなくなる。
 
 一方、自動運転モードでは、すべてのサービスとアプリがドライバーへ提供される。継続的に更新または修正できる単一のハードウェア上で、操作システムと異系統なすべてのシステムを分離する構造により、これらの快適性と安全性の向上が図られている。その実現のためには、ハードウェアに関係なく、単一の高性能コンピュータで多くのソースに付随するソフトウェアを提供する必要がある。本協業を通じて、両社は、コンチネンタルの高性能なプラットフォームを柔軟に活用することができる。

 前述のラーベ氏は次のように補足している。「特にアジア市場は自動車のデジタル化分野に高い関心があり、ダイナミックです。このたびの戦略的協業を通じて、双方にとって強みと知見を理想的に組み合わせることができると信じています。このプラットフォームは、ソフトウェアを柔軟に実装でき、コックピット・ハイパフォーマンス・コンピュータは協業を促進する技術的基盤となります」

関連キーワード

おすすめのバックナンバー

会員必読記事|MotorFan Tech 厳選コンテンツ

会員必読記事|MotorFan Tech 厳選コンテンツ 一覧へ

3分でわかる! クルマとバイクのテクノロジー超簡単解説

3分でわかる! クルマとバイクのテクノロジー超簡単解説 一覧へ

新型コロナウイルスと自動車産業

新型コロナウイルスと自動車産業 一覧へ