プロによる本格的なピンストライプとローフォルムが融合したクロスカブ110。派手さに頼らず、シルエットとディテールで魅せる大人の一台だ。

やり過ぎないローフォルムが絶妙

極端なローダウンや派手な加工ではなく、純正の良さを残しながらスタイリッシュに仕上げるのがこのマシンの流儀。

オーナーは自走でイベントへ参加することを信条としているため、ローダウン量も実用重視。フロントは東京堂製インナースプリングで約2cmダウン、リアにはキタコ製305mmショックを組み合わせ、走行性能を犠牲にすることなく低く見せるスタイルを実現している。

また、ハンドルやミラーの位置を工夫することで車体上部のボリューム感を抑え、クロスカブらしからぬスッキリとしたシルエットを作り出している点も見逃せない。

サイドビューではローダウン量の絶妙さが際立つ。実用性を確保しながらも、しっかり低く見せるバランス感覚は見事。

上面を整えてローライダー感を演出

ローフォルムの演出で特に効果的なのが、車体上面のライン処理だ。

キジマ製ダブルシートはベルトを外してフラット感を強調。さらにSP武川製センターキャリアとケムシファクトリー製ベトキャリバッグを組み合わせ、前後へ一本のラインが通るように構成されている。

キジマ製ダブルシートとケムシファクトリー製ベトキャリバッグによってフラットな上面ラインを形成。アップマフラーはキタコ製を装着。

本来は高い位置にくるハンドルやミラーも可能な限り低くマウント。大掛かりな加工を行わずとも、アイデア次第でここまで印象を変えられる好例と言えるだろう。

ピンストライプで完成度を高める

このマシン最大の見どころは、各部へ施された本格的なピンストライプだ。

プロへ依頼したグラフィックは、ローライダーテイストを強調するだけでなく、車体全体の統一感を高める重要な要素。フロントエンブレムもパテ埋め加工後にピンスト技法でHondaロゴを描き直しており、細部まで徹底した作り込みが行われている。

クロスカブといえばアドベンチャー系カスタムが主流だが、こうした洗練されたローフォルム路線も十分アリ。今後のトレンドを感じさせる一台だった。

ディテールチェック

純正ハンドルを活かしながら手前へセット。ミラーを低く配置することでローフォルムを演出し、キタコ製マルチパーパスバーも装着される。
アメ車カスタム定番のフレンチングアンテナをV字状に配置。ハンドシフトノブにはムーンアイズ製パーツを採用する。

撮影したのはこのEVENT!

「第18回カフェカブパーティin関西」
■日時:2023年5月28日(日)
■開催地:大津湖岸なぎさ公園(滋賀県)

素敵な参加記念品が用意される、事前申し
込み制の有料イベント。適度な参加台数、
中身の濃いステージイベントなどがカブヌシから好評。琵琶湖のロケーションも素晴らしい。


【モトチャンプ】