コーナー進入で向きを
変える姿勢変化にも使える

仕上げはサーキットのコーナーを想定したJターン。停止時から1速で直線的にフル加速。コーナー進入でブレーキを踏んで、ブレーキを引きずりながらハンドルを切り込んでいく。
ブレーキを残しながらターンインすると、リアが流れ出すので、リアが流れ出したらブレーキからアクセルに移して、カウンターステアを当てながら、最後は直線的に立ち上がる。

「Jターンのポイントは、ブレーキで減速したあと、リアが出てくるまで、少しブレーキを引きずることです。リアが出始めたらすぐにアクセルに踏み替えてカウンターステア。
ブレーキをいつまでも引きずっているとスピンしてしまうし、カウンター対応が遅くてもスピンしてしまう。カウンターを当てるタイミングとブレーキからアクセルに踏み替えるタイミングを探ってみてください。
サーキットでもヘアピンなどの進入でオーバーステアが出やすいと思っている人は、ブレーキを残し過ぎか、カウンターが遅いと思ったほうがよいでしょう」と佐々木講師。
この練習で、スピンせずに上手く立ち上がれるようになってきたら、もうひとつハードルを上げて、加速区間の距離を延ばし、途中で2速にシフトアップして、2速のままJターンにトライ。

「2速になると車速が高いので、クルマが遠心力で外へ外へと膨らんでいこうとします。そこでカウンターをしっかり当ててコントロールしていきます。視線の動きも重要で、視線が近くなるとカウンターも遅れがちになり、直線的に立ち上がれなくなるので、視線は意識して遠くにしましょう」
さらに実践的なのは、ターンインではテールが出ないグリップ走行で曲がり、立ち上がりにアクセルONでテールが出たときのカウンターステアを練習すること。
「皆さんが怖いのは、リアを出そうと思っていないときに、スッとリアが流れ出したときだと思います。そのときにスッとカウンターが当てられることが重要です。
コーナリング中、リアが一瞬、軽くなるタイミングというのがあって、その瞬間、リアがスライドし始めます。そこでカウンターを当てる秘訣は、肩の力を抜いて、クルマの行きたい方向に走らせること。
つまり、セルフアライニングトルクを上手く使うわけです。ハンドルを力まず軽く握っていると、リアが軽くなった瞬間、ハンドルも軽くなるので、そのタイミングにカウンターを当てれば成功します。
安全に、楽しみながら練習を重ねてください。そうすればコントロールの幅が広がり、サーキット走行のタイム短縮も間違いなしです」
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