低さと長さ、そして凝縮感が絶妙なバランス。タイ発のTYGA製アンダーカウルも、さらなる低さを演出するポイントだ。

USDMをイメージしたクリーンなフィニッシュ

4MINI=50ccという日本の伝統(モトチャンプ的?)にとらわれず、「125ccだって4MINI! イジって遊べるんです!」という時代を作ったのがグロム。そんなグロムをベースに、北米シーンを意識したパーツチョイスと手法で、いわゆるUSDMスタイルに仕上げられたのがこの一台だ。

まず目を引くのはその車高。自作で組み上げたエアサスにより、着地寸前までローダウン。走行時は車高を上げればノーマル同等のロードクリアランスを確保でき、停車時は極低スタイルを演出できるのがエアサスの魅力だ。

北米テイストを象徴する煌びやかな前後ホイールはMINIMOTO LAB製。フロント4J、リヤ6Jまでワイド化。スイングアームにはComposiMo製延長キットを装着しロングホイールベース化。「低い」「長い」「太い」という4MINIカスタム王道の迫力を作り出している。

これだけ大胆な仕様ながら、全体がすっきり見えるのは白×黒でまとめたカラーリングの妙。主張しすぎずクリーンに見せるのもUSDMらしいアプローチだ。

国内外のパーツが豊富に揃うグロム。テーマ次第でどんなスタイルにも変幻自在である。

ブラックでまとめたハンドルとバーパッドで視覚的ローダウン効果を強調。グリップはVOREX製。
テールランプはMNNTHBX製薄型LED。シートはYAYOI FACTORY製で、スエードの質感がマシンにマッチ。
スイングアーム延長で生まれたスペースにエアサス用タンクをマウント。エアシリンダーは汎用品。この“空間”がスタイルを決める。
ロー&ロング化に伴いサイドスタンドはスイングアーム側へ移設。マウントはComposiMo製、スタンドは純正ショート加工。
ラジアルマウントキャリパーはDORBY WORKS製(前後)。ウェーブディスクはMOTO MASTER製。

※こちらの記事はモトチャンプ2024年10月号に掲載したものを加筆修正しています。