語り合うのはこの2人!
昭和レブルと令和レブル敷居の低さは親子共通なのだ!

津田:現行レブル250、かなり売れてるんだって?
編集部(以下、編):売れてるんですよ! しかも若者と女性ライダーのハートをガッチリと掴んでいるらしい。
──とくに人気なのが250㏄の方で、去年1年間で約1万4000台を売り上げて、2位以下をダブルスコアで引き離しています。ちなみに1万4000台っていう数字は、1984年のホンダGB250クラブマンとだいたい同じくらい。
津田:ピンとこないんだけど?
──その84年で言うと、宮崎調べでは250㏄クラスで3位GB250。2位がRZ250RR(51L)で1万9000台、1位が……。
編:1位が?
──やっぱりダントツでした。VT250Fで、3万7000台!
津田:さすが84年、すげー。上位3車だけで計7万台じゃん。
編:ブッチギリだなあ。宮崎調べ、っていうのが引っかかるけど。

──そんな84年の翌85年にデビューしたのが今回ピックアップする元祖、大先輩の『レブル』です!
津田:台数のくだりは前フリか。
──ご存知のとおり、元祖レブルも大人気車でした。僕にはおじさんバイクのイメージでしたけど。
編:オレもそう思ってた(笑)。
津田:乗ったことのないヤツはたいがいそう言うよね。レブルのルーツは80年発売のCM250T。大ざっぱに言えば、CMを低く長してスタイリッシュに生まれ変わらせたのがレブルだった。だからエンジンも同系の空冷2気筒を搭載している。
編:レブルって2気筒だったの?
津田:でもこの233㏄ツインエンジンがなかなか味わい深くて、速くはないけれど扱いやすくてしかも静か。233㏄って排気量も意外にみんな知らないでしょ。
一同 知りませんでした〜。
津田:レブルの2気筒は2バルブだけど、CMは3バルブ。80年時点でラインナップされていたCB250T/Nとかもぜんぶ26馬力の3バルブエンジンだった。レブルのスポーティな回転フィーリングはCM、CBのアニキたちに似ていたよ。
──開発コンセプトの「アメリカンスタイルのスポーツバイク」の「スポーツ」の根拠はもしかしたら、エンジンのキャラにあったのかも。
編:ルックスだけ見ればレブルはチョッパー風だからね。

▲レブルの高級バージョンの「スペシャル」(34万9000円)。高張力リム採用のスポークホイールやハロゲンヘッドライト、スペシャルカラーを採用するなど充実した装備がおごられている。
津田:シート高はたったの66㎝。ちなみに現行レブル250は69㎝。
──それはめちゃ低い! 「フルサイズのオフ車なんかあっち行け」っていう小さいおじさんには福音だったでしょうね。しかもちょっとだけ“ワル”に見えるし。
津田:遠目には原付のジャズと似ていなくもないけれど、実際の全長はなんと2115㎜もある。
編:意外にデカい。というか長い!
──写真だけでサイズ感がつかみにくいのは、フロント18、リヤ15インチっていうタイヤサイズのせいもありそう。カタログの外国人モデルさんたちもたぶん大柄でしょうし。
津田:車両価格の33万9000円は若者でも手が出しやすいロープライスだったけど、なぜか買うのはおじさんばかり。まあ、クルーザーじゃなくて和製アメリカンだった時代の最後の〝直球〟だからね。
──そりゃまあ当時、高校生がレブルを買ったら同級生から「どうしてそれ?」ってなりますよ。
津田:デザインの完成度が高かったせいか、はたまたオーナーさんにその志向がなかったのか、カスタムパーツはとても少なかった。
編:スティードほど〝モテ〟を意識していないところがむしろ爽やか!
津田:乗るとノーマルで十分って感じの素性の良さだった。レブルがあったからこそ後のスティードにもつながったんだと思うよ。
一同 褒めるなあ(笑)。

──なんだか先代レブル、乗ってみたくなっちゃいました。
編:オレはもしかしたら偉大なレブルを乗らずに見限っていたのか、と思って後悔し始めている。
津田:みんな、気づいてくれたみたいだね。神レブルの中庸な尊さに。
──そこまでじゃないような。
津田:二度あることは三度ある、ということで次のレブルリバイバルは……さらに30年後かも(笑)。
──レブルブーム30年周期説ですか? となると津田さんは83歳。さらに5年延命すれば米寿に王手。
津田:言うな!
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