三菱電機は、自動運転レベル4等の先進モビリティサービスの実現・普及により、環境負荷の低減、移動課題の解決、日本の経済的価値の向上への貢献を目的とした、経済産業省および国土交通省の令和4年度「無人自動運転等のCASE対応に向けた実証・支援事業」におけるRoAD to the L4プロジェクトのテーマ1を受託している。その中で、自動運転レベル4の無人自動運転移動サービスの社会実装に向けて、産業技術総合研究所、ヤマハ発動機、ソリトンシステムズとともに、研究開発と永平寺町における実証が推進されてきた。
自動運転レベル4では、制御装置が車両の周囲の状況を判断し、出発・停止などの運転操作や緊急時の停止などを自動で行うため、運転者は不要となり、遠隔にいる監視者が主に車両の不具合などで自動停止した後の対応が行われる。三菱電機は今回、前方カメラ、ミリ波レーダー、超音波ソナーを活用した制御装置を開発して自動運転車両に搭載、歩行者・自転車だけではなく、動物や倒木、落石も検知して停車可能とし、走行の安全を確保している。