年末年始のETC割引適用日は?〈2021-22年 高速道路の通行料金〉

クルマでの長距離移動が多くなる年末年始の帰省&行楽。そうなるとETC割引を使っておトクに移動したくなるものだ。ただ今年の年末年始の休日割引適用日は例年と少し違う。しっかりチェックしよう。

来年の1月1日(土)、2日(日)、3日(月)は休日割引の適用外!

ETCの主な割引は、休日割引と深夜割引のふたつ。まず、多くの人が利用するであろう休日割引について、2021年〜2022年の年末年始の休日割引適用日を見てみよう。

「休日割引」とは普通車・軽自動車等(二輪車)を対象に、土曜日・日曜日・祝日にNEXCO3社が管理する割引対象道路を走行すれば、高速道路の料金が30%割引になる制度だ。入口料金所および本線料金所をETC無線通信により走行していることが前提となる。走行距離や割引適用回数の制限はない。

ただ注意が必要なのは、来年の1月1日(土)、2日(日)、3日(月・祝)は休日割引が適用外となったことだ。これまでは1月1〜3日は休日割引が適用となっていた。

このため、年末年始で割引が効くのは

12月25日(土)、26日(日)、1月8日(土)、9日(日)となる。

例年と違う理由をNEXCOはこう示している。
社会資本整備審議会 道路分科会 国土幹線道路部会の「中間答申(令和3年8月4日付 け)」において、繁忙期を中心に激しい渋滞が発生している状況や、観光需要を平準化する取組も進められている状況を踏まえ、繁忙期等の交通の集中が見込まれる時期等においては、渋滞の激化を避けるため、休日割引を適用しないことについて検討する必要があるとされていることを受けた 国土交通省からの依頼により実施するものです。

2021-22年、年末年始の休日割引適用除外は次の通りとなる。


※他の割引についての変更はない。

休日割引について

⑴割引対象
ETC システムにより、土日祝日に地方部の高速道路・本四道路を通行する軽自動車等および普通車 

⑵対象道路
・NEXCO 東日本:地方部の高速自動車国道および一般有料道路(一部を除く※) 
・NEXCO 中日本:地方部の高速自動車国道および一般有料道路(一部を除く※) 
・NEXCO 西日本:地方部の高速自動車国道および一般有料道路(一部を除く※)
 (※)ただし、大都市部の高速自動車国道および以下の道路・区間は、休日割引の対象外。京葉道路、第三京浜道路、横浜新道、横浜横須賀道路、首都圏中央連絡自動車道(茅ヶ崎ジャンクションから久喜白岡ジャンクションまでの区間)、名古屋第二環状自動車道、京滋バイパス、第二京阪道路、第二神明道路、堺泉北道路、南阪奈道路、第二阪奈道路、沖縄自動車道
・本四道路:神戸淡路鳴門自動車道、瀬戸中央自動車道、西瀬戸自動車道
・宮城県道路公社:三陸自動車道(仙台松島道路)

⑶割引率・割引適用後の料金例
3割引(地方部) ※本四道路は、2014年3月までの休日終日割引後料金を上回る区間について、2014年3月までの休日終日割引後料金と同額(消費税10%の場合の料金)

⑷割引条件:
・ETC で通行する軽自動車等および普通車
・土日祝日の0〜24時の間に対象道路を通行(NEXCO から本四道路に連続して通行する場合は、本四道
路の出口料金所を土日祝日の午前0時から翌午前1時までの間に通行するもの。)

休日割引適用日の場合(NEXCO の例)

2022年1月1日(土・祝)~1月2日(日)(NEXCO の例)

2022年1月3日(月)(NEXCO の例)※通常の平日と同様

「ドラぷら」ホームページより

深夜割引は毎日適用!

0時~4時の間、30%割引となる深夜割引に関しては、通常通り適用される。すべての車種が対象で、毎日0時〜4時の間にNEXCO3社が管理する割引対象道路を走行すれば割引が適用される。

「深夜割引」の対象走行と対象外走行の例(「ドラぷら」ホームページより)
01:対象時間内の利用のため割引対象
02:対象時間内の利用のため割引対象
03:対象時間内の利用のため割引対象
04:対象時間内をまたぐ利用も割引対象
05:対象時間の利用ではないため割引対象外

ETCを含む高速道路に関する情報を詳しく知りたい方は、NEXCO東日本のホームページ「ドラぷら」が役に立つのでそちらもご参照いただきたい。 

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