2021年のポルシェ北米セールスは7万25台で、前年比22.2%アップとなった。過去のデータを見ると、これは北米でのセールス記録である。これまでの最高は2019年の6万1568台だった。
内訳を見ていこう。
ALL 911 10042台(前年比+13.6%)
ALL 718 4292台(+24.5%)
ALL TAYCAN 9419台(+113.4%)
ALL PANAMERA 4257台(+10.0%)
ALL CAYENNE 17299台(ー4.4%)
ALL MACAN 24716台(+32.7%)
TOTAL 70025台(+22.2%)
データからもわかるように、躍進したのはタイカンである。
PCNAの社長兼CEOであるKjellGruner氏は、次のように述べている。
「タイカンの売り上げが2倍以上になり、911はアイコンの最新世代の人気の高まりの恩恵を受けたため、今年は魅力的な年でした。 J.D.パワーの販売とサービスの満足度の両方でトップランクにあることからもわかるように、私たちはディーラーネットワークと協力して、ポルシェを楽しむことに関してお客様の期待に応え、おそらくそれを上回りました。全体として、私たちはアメリカのポルシェブランドにさらに大きな勢いで新年を迎えます」
タイカンとカイエン、マカンを足すと5万1434台となり、全体の73.5%となる。つまり北米で売れているポルシェの4台に3台はSUVということになる。
タイカンが占める割合は13.5%。つまり北米でのポルシェのEV比率は13.5%ということになる。PHEVを含めた電動化率では17%になる。