チョッパーとトラッカーを融合する独特のスタイルは、ミリタリー風の味付けで個性を炸裂! 鉄とオイルの匂いを感じさせるルックスは、キュートなリトルカブがベースとは思えない変貌ぶりだ。

チョッパーとトラッカーを融合した無国籍スタイル

カブカスタムで人気のスタイルといえば、レッグシールドを外してバーハンドル化し、リヤフェンダーカットでブロックタイヤを履くトラッカースタイル。このリトルカブも似た路線ではあるが、小径な14インチタイヤのままでチョッパーなハンドルを装着。どのジャンルにも属さない独自の無国籍感は、ミリタリー調のグラフィックも相まってかなりの個性を放っている。

高校生時代の夏休みに、父親と協力して仕上げたというリトルカブベースのカスタム車。カブ好きの父の影響から、今ではすっかりカブフリークになっているという。ミリタリー調のストリートカスタムは、友人からも好評だ。

オーナーの奥田さんは19歳と若く、このリトルカブをカスタムしたのは17歳の夏休みだった。根っからのカブマニアである父の助け(暴走?)で、「夏休みの自由研究的な作品を作ろう」と一気に仕上げたという。

奥田さんよりも父親の方がハッスルし、どこからともなく知らない部品が集まってカスタムされていった。父の夢が「息子と一緒にバイクいじりをする」ことだったらしく、当時の張り切り具合はバイク好きなら簡単に想像できそうだ。

カブマニアの父が手がけた完成度の高いディテール

フロントフォークは車種不明のテレスコピックタイプに変更。インナーチューブに延長アダプターを接続し、ロングフォーク化している。ホイールはリトルカブ純正の14インチのまま、ブロックタイヤでワイルドにキメる。

リトルカブのキュートなフォルムは、ロングサスによって足長+14インチタイヤという自転車のミニベロ的なフォルムに発展。ワンオフのチョッパーハンドルをプラスし、シンプルなストリート仕様に仕上げられた。

小さなヘッドライトをオフセットマウントし、隙間をアルミメッシュで埋めて個性的なマスクを製作。LEDのマイクロウインカーがメッシュ下端の左右にステルスマウントされる。

ヘッドライトやテールランプ、マイクロウインカーなど、灯火類の処理も手慣れたもの。マフラーレイアウトを含めて張り出しを抑えたディテールは秀逸だ。さすがカブマニアの父が手がけただけあり、息子の期待を裏切らない完成度に仕上がった。

父へのリスペクトから始まったカブ沼

完成直後の奥田さんは、それほど凄さを感じなかったとのこと。しかし、街でライディング中の姿を見た友人から「すげえバイクに乗ってるな!」と賞賛されたことで父へのリスペクトが高まり、今では最高の親子ツーリングを楽しんでいるという。

エンジンは社外90ccに換装し、ヨシムラTM-MJN22キャブレターをセット。街乗りやツーリングするには十分なパワーを獲得できた。クランクケースカバーやインテークマニホールドをブラックに塗装している。

バイク沼にすっかりハマり、このリトルカブもさらなるカスタムを計画中。エンジンのパワーアップやオイルクーラーの追加など、チューニングにも興味津々だ。

若者のバイク離れと世間は言うが、カブカスタムは最高の教科書! 楽しさを実感すれば、誰でもハマれるのが4MINIカスタムの醍醐味といえる。

ディテールチェック

純正スイングアームに厚い鉄板を溶接して200mm近く延長。車種不明の長いリヤショックで、長くなったホイールベースをガッチリ支える。マフラーは廃車のモトクロッサーからエキゾーストパイプを流用し、汎用サイレンサーを足したワンオフ品だ。
シックなブラウンレザーのソロシートと木製のサイドカバーがクラフトマンシップを感じさせる。サイドカバーはもちろん自作で、グリスを塗り込んで独特の木目感を強調した。
旧ドイツ軍のティーガーⅠ型戦車をモチーフにしたというカラーリング。エンボス調に浮き上がる文字は、塗装工程にステッカー貼付とダメージ加工を挟むことで、さり気ない文字入れに仕上げた。

撮影したのはこのEVENT!

「愛知カブミーティング2026」
■日時:2026年6月21日(日)
■開催地:Comas hui(愛知県知多郡南知多町内海)

海を望む南知多のロケーションで開催される人気イベント。全国から集まったカブヌシたちが愛車を並べ、交流やカスタム談義を楽しむ。ノーマル車からハードカスタムまで幅広い車両が集まるのも特徴で、知多半島の景色を楽しみながらツーリング気分も味わえる。会場全体にゆったりとした休日の空気が流れるイベントだ。

EVENT REPORTはこちら!

「日本一美しいロケーションのイベントかも!?」550台のスーパーカブが集結した愛知カブミーティング2026が最高すぎた! | Motor Fan|自動車情報のモーターファン

海とヤシの木に囲まれたロケーションは南国リゾート!? 会場となったComas huiは、南知多・内海海岸の目の前に位置する人気スポット。 海沿いにはヤシの木が並び、青空との組み合わせはまるで南国リゾートのような雰囲気だ。 […]

https://motor-fan.jp/article/1544955/

【モトチャンプ】