
1年半放置された車両をギヤ1枚まで分解
働くバイクとしてはもちろん、庶民の足としてもガンガン使われるカブは、その使用感も文化として尊重される傾向がある。しかし、ここに紹介するスーパーカブ50は、そのような使用感とは真逆の美しさを追求する入魂のカスタム車。見えないスタンド裏まで徹底的に塗られており、輝くボディが視線をクギヅケにする。
オーナーのAKY-Sさんがこのカブを入手した時、車両は1年半放置された状態だった。タダでもらったという状況から、どれほどくたびれていたかは想像できることだろう。

そんな不用品扱いされた状態からレストアするため、「ギヤ1枚までバラして組み直しました」というAKY-Sさん。磨いて、塗って、劣化したパーツはカスタムパーツでレストアしたという。
ただ元通りにするのもおもしろくないので、目指したのがシンプルで少しローフォルムなスマートスタイル。カブらしさを残しつつ、やりすぎ感のないカスタムにチャレンジした。
ブラックアウトとローフォルムでシンプルに魅せる
コンセプトとしてこだわったのは、ピカピカさせすぎないブラックアウトの美学。マフラー以外は徹底してブラックパーツをチョイスしながら、ボルトやナットも固定後に黒くペイント。ネジ単位でカラーコーディネートすることにより、メリハリのある美しさへと導いた。

カスタムポイントとしてはカブカスタムの定番メニューになるが、レッグシールドを含むハンドルポスト周辺を10mmチョップして、ハンドルを低めにマウント。ヘッドライトも低く設定することで、ローフォルムに仕上げている。

サスペンションも20mmほどローダウンするが、あくまで実用を加味したレベル。ステップがアップポジションなのは前オーナーの転倒が原因だが、そのまま使用する割り切りでカスタム風に見せる。
推しカラーのマルーンと75ccエンジンで実用性も確保
エンジンは実用性を重視し、キタコのキットで75ccにボアアップ。スーパーカブ90のキャブレター、SP武川のCDIを装着して街乗りも快適だ。
カスタムシーンでは個性的なマルーンのボディカラーは、「推しキャラのテーマカラーなんですよ」というこだわりを表現。エンブレムまで塗装されており、メッキ部分をブラッシュド風に加工して光沢感を減らすなど、細部まで細かく手が加えられている。
廃車寸前の放置車から奇跡の逆転カスタムが楽しめると、ますますカブカスタムの沼にハマってしまいそうだ。
ディテールチェック



撮影したのはこのEVENT!

「愛知カブミーティング2026」
■日時:2026年6月21日(日)
■開催地:Comas hui(愛知県知多郡南知多町内海)
海を望む南知多のロケーションで開催される人気イベント。全国から集まったカブヌシたちが愛車を並べ、交流やカスタム談義を楽しむ。ノーマル車からハードカスタムまで幅広い車両が集まるのも特徴で、知多半島の景色を楽しみながらツーリング気分も味わえる。会場全体にゆったりとした休日の空気が流れるイベントだ。
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【モトチャンプ】
「日本一美しいロケーションのイベントかも!?」550台のスーパーカブが集結した愛知カブミーティング2026が最高すぎた! | Motor Fan|自動車情報のモーターファン