
旧車専門誌である『オールドタイマー』は1991年創刊の長い歴史を持つ自動車雑誌。関係者や愛好家からは「サビ取り雑誌」と愛着を込めて呼ばれているように、古いクルマの修理やレストアをDIYで行うオーナーを数多く掲載してきた。そのオールドタイマーが千葉県千葉市にある商業施設「フェスティバルウォーク蘇我」の駐車場を舞台に、2026年10月18日に「昭和レトロカーミート2026in蘇我」というイベントを開催した。

実は以前にも東京のお台場で大掛かりなイベントを開催していたのだが、違法改造車が会場周辺を走るようになり継続が困難になってしまった。以降は大阪に舞台を移して「昭和レトロカー万博」というイベントを開催してきた。だが、やはり関東での開催が待ち望まれていたようで、2026年は千葉県での開催になった。

当日は午前9時30分から午後3時までの開催となり、朝早くから大勢の来場者が訪れた。入場は前売券が1200円、当日券が1500円。朝方こそ冷え込んだものの時間が経つにつれ快晴に恵まれ夏のような暑さになった。まさにイベント日和に恵まれたが、このイベントは雨天決行。それでも全国から多くの旧車や希少車が駆けつけた。

会場は「フェスティバルウォーク蘇我」の共用第2駐車場で、キャパシティの関係からエントリーは250台とされた。開場前にはエントリーしたほとんどのクルマが整列して、キャンセルがほぼなかったように見受けられた。メインは車両展示となるわけだが、それ以外にも自動車関連の掘り出し物が見つかるスワップミートや専門ショップ・パーツメーカーのブースが立ち並び買い物も楽しめた。またキッチンカーも多数出店していたため、飲食に困ることもなかった。

編集部の企画としては午前11時からスタートした「終活オークション」が興味深かった。ガレージの整理(終活・断捨離)をかねて展示車両オーナーやスワップミート出店者、企業ブース出展社から持ち込まれた品々をオークション形式で販売するというもの。司会は名物編集者である前編集長の甲賀精英樹さんで、軽妙なトークとともにオークション参加者たちと楽しまれていた。

展示車は圧倒的に国産旧車が多かった。イベントでは「レトロカー」と区分しており、1979年までにデビューした3、4輪のほか、1980年から2000年までにデビューした「ネオクラシックカー」に分けられた。もちろん違法改造車や法令に違反する車両は参加できず、公認車両であっても原動機の変更や構造変更、過度な装飾やカラーリングの車両も参加できない。もちろん公道を走行可能な状態が維持され、仮ナンバーでの来場もできない。

参加エントリーは基本的に公式HPで行われ、先着順だったため早い段階で締め切られたようだ。またエントリー時に展示車両のプロフィールなどを登録するため、一般の来場者にもわかるよう車両のガラスにエントリーシートが貼られていた。ここにはオーナーからの一言も添えられ、なかにはウケ狙いのような文言も見受けられた。

「オールドタイマー」では修理やレストアを紹介するだけでなく、現存する希少車や商用車を紹介することに長けている。前編集長自ら「廃車体街道を行く」なるコーナーを持ち、全国を練り歩いて希少な個体を探し求める旅を続けている。その成果として今回のイベントでは「特別展示」として過去に掲載された希少車や商用車たちが展示された。このイベント最大の特徴と言っていいだろう。

ここでそのすべてを紹介するにはスペースが足りないが、何台かピックアップして撮影しているので紹介している。以下は写真とともに会場の様子をご覧いただきたい。

圧巻の希少車たちが並ぶ特別展示





