GRヤリスは第何位? 1ps=いくら? 1Nm=いくらで国産ハイパフォーマンスカーを考えみる。もっともコスパのいいモデルはどれ? トヨタGRヤリス登場でどう変わる?1馬力いくらか選手権2020最新版 国産最強&最高コストパフォーマンスエンジンは?
- 2020/01/22
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MotorFan編集部 鈴木慎一

CASE(コネクテッド/自動運転/シェアードモビリティ/電動化)が話題に上ることが多い自動車業界だが、「やっぱりクルマはエンジンだ!」という想いを持つ人は多いだろう。燃費も大事だけど、パワーがあってフィールがいいエンジンこそクルマの魅力!ということで、今回は、国産車のエンジンでもっともパワフルなエンジンはどれか?を調べてみた。また、1馬力=いくらか、という「馬力コストパフォーマンス」、1Nm=いくらか、という「トルク・コストパフォーマンス」についても調べてみた。ランキングは2020年中に発売されるGRヤリスの登場でどう変わったか?
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国産エンジン パワーランキング1〜10位
第1位 日産 VR38DETT 600ps(日産GT-R)
第2位 ホンダ JNC 507ps(ホンダNSX)
第3位 レクサス 2UR-GSE 481ps(レクサスRC F)
第4位 レクサスV35A-FTS 422ps(レクサスLS)
第5位 日産VR30DDTT 405ps(スカイライン400R)
第6位 日産VQ37VHR 355ps(フェアレディZ NISMO)
第7位 トヨタ(BMW)B58 340ps(スープラRZ)
第8位 ホンダK20C 320ps(シビック タイプR)
第9位 スバルEJ20 308ps(WRX STI)
第10位 スバルFA20 300ps(WRX S4)
1ps=いくら? 安くてパワフルなモデルはどれ?
GRヤリス登場でトップ10圏外へ! 第11位日産GT-R 1ps=1万8997円
第10位 マツダ・ロードスターRF 1ps=1万8694円
第9位 フェアレディZニスモ 1ps=1万8055円
第8位 トヨタGRヤリス1ps=1万4559円
第7位 シビック タイプR 1ps=1万4324円
第6位 スカイライン400R 1ps=1万3890円
第5位 スイフトスポーツ1ps= 1万3357円
第4位 スバルWRX STI 1ps=1万2786円
第3位 スバルBRZ1ps= 1万1957円
第2位 フェアレディZ 1ps=1万1845円
第1位 スバルWRX S4 1ps=1万1440円
1Nm=いくら? 安くてトルキーなモデルはどれ?
第10位 ロードスターRF 1Nm=1万6779円
第9位 レクサスLS500 1Nm=1万6660円
第8位 アルトワークス 1Nm=1万5378円
第7位 スカイライン400R 1Nm=1万1843円
第6位 シビック タイプR 1Nm=1万1459円
第5位 フェアレディZ 1Nm=1万904円
第4位 GRヤリス RZ ファーストエディション 1Nm=1万703円
第3位 スバルWRX STI 1Nm=9332円
第2位 スバルWRX S4 1Nm=8580円
第1位 スイフトスポーツ 1Nm=8130円
国産エンジン パワーランキング1〜10位
2019年春版 1馬力いくらか?で考えてみる国産最強&最もコストパフォーマンスが高いエンジンは? GT-R? NSX? LC? スープラ? それともWRXかシビック・タイプRか
かつては280ps自主規制というものが存在していた日本。どんなハイパフォーマンスカーでも、国内仕様は280psで統一されていた...
厳しくなる燃費規制に対応するために、エンジンはモーターと組み合わせることが増えてきた。場合によっては発電のためのエンジン、というのもある。純粋にパワー(とトルク)を求めて開発されるエンジンはだんだんと姿を消しつつある。
スバルWRX STI :555台限定の「WRX STI EJ20 Final Edition」でフィナーレ! EJ20型を積む最後のモデルの乗り味・燃費は?
400万円でこんな高性能なAWDスポーツカーが手に入るのは、もういまだけだろう。日本を代表する、いや世界を見回しても絶滅寸...
とはいえ、それでも2019年10月現在でも国産モデルに魅力的なエンジンが多数存在するのは、嬉しい限りだ。日産の3.0ℓV6ツインターボのVR30DDTTがスカイライン400Rに積まれて登場したのもグッドニュースだ。また、1月の東京オートサロンでは、トヨタが生粋のAWDスポーツモデル、GRヤリスを発表した。
今回は、まず、現行国産エンジンでもっともパワフルな10基を紹介しよう。そのあと、1ps=いくら? 1Nm=いくら?というコストパフォーマンスについても考察してみることにする。
トヨタGRヤリスのエンジンは化け物レベル!GR4のためだけに仕立てた、その名は「G16E-GTS」
東京オートサロン2020でお披露目となったトヨタGRヤリス。3気筒の1.6ℓという形式はこれまでのトヨタにはないものだったので、...
第1位 日産 VR38DETT 600ps(日産GT-R)

3.8ℓV6DOHCターボ
排気量:3799cc
ボア×ストローク:95.5mm×88.4mm
圧縮比:9.0
最高出力:600ps/6800rpm
最大トルク:652Nm/3600-5600rpm
第2位 ホンダ JNC 507ps(ホンダNSX)

3.5ℓV6DOHCターボ
排気量:3492cc
ボア×ストローク:91.0mm×89.5mm
圧縮比:10.0
最高出力:507ps/6500-7500rpm
最大トルク:550Nm/2000-6000rpm
第3位 レクサス 2UR-GSE 481ps(レクサスRC F)

5.0ℓV8DOHC
排気量:4968cc
ボア×ストローク:94.0mm×89.5mm
圧縮比:12.3
最高出力:481ps/7100rpm
最大トルク:535Nm/4800rpm
第4位 レクサスV35A-FTS 422ps(レクサスLS)

3.5ℓV6DOHCターボ
排気量:3444cc
ボア×ストローク:85.5mm×100.0mm
圧縮比:10.5
最高出力:422ps/6000rpm
最大トルク:600Nm/1600-4800rpm
第5位 日産VR30DDTT 405ps(スカイライン400R)

3.0ℓV6DOHCターボ
排気量:2997cc
ボア×ストローク:86.0mm×86.0mm
圧縮比:10.3
最高出力:405ps/6400rpm
最大トルク:475Nm/1600-5200rpm
第6位 日産VQ37VHR 355ps(フェアレディZ NISMO)

3.7ℓV6DOHC
排気量:3696cc
ボア×ストローク:95.5mm×86.0mm
圧縮比:11.0
最高出力:355ps/7400rpm
最大トルク:374Nm/5200rpm
第7位 トヨタ(BMW)B58 340ps(スープラRZ)

3.0ℓ直6DOHCターボ
排気量:2997cc
ボア×ストローク:82.0mm×94.6mm
圧縮比:11.0
最高出力:340ps/5000rpm
最大トルク:500Nm/1600-4500rpm
第8位 ホンダK20C 320ps(シビック タイプR)

2.0ℓ直4DOHCターボ
排気量:1995cc
ボア×ストローク:86.0mm×85.9mm
圧縮比:9.8
最高出力:320ps/6500rpm
最大トルク:400Nm/2500-4500rpm
第9位 スバルEJ20 308ps(WRX STI)

2.0ℓ水平対向4 DOHCターボ
排気量:1994cc
ボア×ストローク:92.0mm×75.0mm
圧縮比:8.0
最高出力:308ps/6400rpm
最大トルク:422Nm/4400rpm
第10位 スバルFA20 300ps(WRX S4)

2.0ℓ水平対向4 DOHCターボ
排気量:1998cc
ボア×ストローク:86.0mm×86.0mm
圧縮比:10.6
最高出力:300ps/5600rpm
最大トルク:400Nm/2000-4800rpm
残念ながら、GRヤリスの1.6ℓ直3DOHCターボのG16E-GTS(272ps/370Nm)では絶対的な最高出力ランキングではトップ10には入れなかった。では、コストパフォーマンスではどうだろう?
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