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トヨタ・スープラSZ-R:乗り込んで気づくこと。エンジン始動前に感じること。そこに「GRのオーラ」はあるか?

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SZ-Rの内装色はブラック

 スープラは2シーターだ。二人乗りのクルマで気になるのは上着やバッグなどの置き場所である。シートの後方に上着を押し込んでおくくらいのスペースはあるだろうと振り返ってみて、ハッと息が止まった。想像だにしないシチュエーションで秘密の穴蔵を発見した気分である。シートの後方には、とてつもなく広大なスペースが広がっていた。ラゲッジスペースとキャビンスペースが一体なのだ。仕切りがあるものだと勝手に思い込んでいた。乗り込むときに脱いだ上着は手を伸ばしてラゲッジに放り込み、降りるときはつかんで出るという横着を決め込むことができる。

運転席から振り返ると荷物が置けそうなスペースが
さらに振り返ると望外のスペースが。リヤスピーカーは、キャビン後方のフロア(サスタワー間)に組み込まれる。荷物との接触を防ぐためデザインされたガードがつく。

「いい加減走りだせよ」とそろそろ思うだろうがもう少し車両観察にお付き合いいただきたい。ラゲッジルームが気になったのでクルマから降り、後ろに回り込んだ。ナンバープレートの上あたりをまさぐったが、トランクリッドオープナーは見あたらない。その代わり、運転席ドアにオープナーのボタンを発見。リモコンキーでも解錠できる。

リヤゲートから見るとこう。ラゲッジスペース:290L(VDA法)の容量を確保し大型スーツケースも入る実用性を備える。ラゲッジスペースは奥行き780mm最小幅840mm 高さ200mm

 リヤゲートを開けてみたが、思いのほか間口は狭い。空になったティッシュボックスの狭いスリットから奥を覗き込むような感覚だ。「はは〜ん、間口部を狭くしたのはきっと、ボディ剛性を稼ぐために違いない」とあたりをつけ、ゲートを閉めた。すると想像どおり、というか、想像をはるかに超えて、いかにも剛性の高そうな、硬く、重い音を響かせて閉まった。大きく張り出したリヤフェンダーは、ピチピチの白いTシャツの袖から太い腕を見せびらかすようで「う〜ん……」な感じだが、リヤゲートが閉まる際に発する硬い音は、それはそれで肉体自慢な気がするけれども、悪くない。

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トヨタ・スープラSZ-R
全長×全幅×全高:4380mm×1865mm×1295mm
ホイールベース:2470mm
車重:1450kg
サスペンション:Fマクファーソンストラット式 Rマルチリンク式
エンジン形式:直列4気筒DOHC
エンジン型式:B48型
排気量:1998cc
ボア×ストローク:82.0mm×94.6mm
圧縮比:11.0
最高出力:258ps(190kW)/5000rpm
最大トルク:400Nm/1550-4400rpm
過給機:ターボチャージャー
燃料供給:筒内燃料直接噴射(DI)
使用燃料:無鉛プレミアム
燃料タンク容量:52ℓ
最小回転半径:5.2m

WLTCモード燃費:12.7km/ℓ
 市街地モード 13.7km/ℓ
 郊外モード 13.1km/ℓ
 高速道路モード 14.7km/ℓ
車両価格○600万9259円

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