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2022年を通して世界中で記念イベントを開催
BMW M社が手掛けたハイパフォーマンスカーは、世界中のマーケットで着実に人気を高めており、創立50周年のアニバーサリーイヤーとなる2022年は、ニューモデルの投入により、さらなる成長が見込まれている。
2022年にはBMW M3 ツーリングのリリースと、M4 クーペ・シリーズにはスペシャルエディションを企画。成功を収めたBMW M2の後継モデルも発表に向けて開発プロセスが進行している。さらに従来のハイパフォーマンスモデルに加えて、Mブランドの電動化も推進。2022年にはBMW M社としては歴史上初となる電動ハイパフォーマンスモデルを発表する予定だ。
2022年を通してアニバーサリーイベントも数多く企画されている。5月には、北イタリアのコモ湖畔にある「コンコルソ・デレガンツァ・ヴィラ・デステ(Concorso d’Eleganza Villa d’Este)」での記念式典を開催。さらに、英国のグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード、カリフォルニア州ペブル・ビーチのコンクール・デレガンスへも公式参加を計画している。
これまでM社が手掛けたレーシングモデルが活躍を見せてきたニュルブルクリンク24時間レースでは、集まったファンと歴史的な記念日を祝う盛大なイベントも行われる。
BMWのモータースポーツを象徴する「M」のロゴ
ブルー、バイオレット、レッドの3色の半円を組み合わせたロゴは、1973年、前年に設立されたBMWモータースポーツ社のレーシングカーにも採用された。そして1978年、BMW M1がデビューすると3色のストライプが右に傾き、Mの文字に寄り添うようになる。
モータースポーツの世界にとどまらず、この象徴的なロゴマークは高い認知度を得ることになる。ミッドシップスーパースポーツとしてデビューしたBMW M1は、BMWモータースポーツが手掛けた量産ハイパフォーマンスモデルとしては唯一、歴史的なモータースポーツ・エンブレムと3色ストライプ・ロゴの両方を装着。どちらのロゴも、ブルーはBMWを、レッドはレースを、バイオレットは両者のつながりを表現している
その後、3色ロゴのバイオレットはダークブルーに変更され、BMWモータースポーツは、1993年から「BMW M」という社名で活動。創立50周年を迎える同社は、ハイパフォーマンスカーセグメントにおける世界市場のリーダーとして、大きな成功を収めてきた。BMW M社の取締役会長を務めるフランソワ・ヴァン・ミールは、記念すべき50周年に向けて次のようにコメントした。
「クラシカルな『BMW Motorsport』エンブレムとともに、BMW M社の50周年という喜ばしい記念日をファンの皆さんと分かち合いたいと思っています。 2022年は、ユニークな製品とエキサイティングなパフォーマンスで祝う素晴らしい1年になるでしょう。“M”の文字は長い間、世界で最も強いパワーを持っていましたが、アニバーサリーイヤーではこれまで以上に強くなります」
特別なカラーを纏ったスペシャルエディションを企画
BMW UKでは、2022年3月から「BMW M ハイパフォーマンス」と「BMW M パフォーマンス」の幅広いモデルを、BMW インディビジュアルの人気カラーで製造する。
ダカール・イエロー、ファイヤー・オレンジ、デイトナ・バイオレット、マカオ・ブルー、イモラ・レッド、フローズン・マリーナベイ・ブルーなど、BMW Mの50年の歴史の中で様々な時代を象徴するカラーが採用される予定だ。また、50周年を記念してクラシカルな「BMW Motorsport」ロゴにインスパイアされたエンブレムが、標準のBMWエンブレムに代わってフロント、リヤ、ホイールハブに装着される。