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モーガン車の製造工程を全て見せる3分の動画
ウスターシャー州マルバーンにあるモーガン・モーターカンパニーの本社ファクトリーは、108年の歴史を持つ製造施設。ドローンはファクトリーの各セクションを辿り、プラス フォーとプラス シックスが製造される際、どのような工程を辿るのかを3分強で紹介している。この歴史ある工場では、2月24日のワールドプレミア後、新型3ホイーラーの生産が開始される予定だ。
動画は1914年から「ワークショップ」と呼ばれているオリジナルの建物からスタートし、モーガンのスポーツカーが誕生するシャシーショップへと向かう。ドローンは、組立工場、鈑金工場、木材工場を通過し、様々な製造段階にあるスポーツカーを、職人たちの作業を妨げることなく追っていく。
メイン通路を渡ってトリムショップに入ると、コーチビルドによるスペシャル仕様を含む塗装済みのボディが、インテリア、カーペット、ボンネットの架装を待っている。トリムと最終仕上げのワークショップを通過した後、ドローンは塗装ブースのひとつに入り、現在はプラス フォー CX-Tとプラス エイト GTRの生産に使用されているエリアへと入る。
今回、ドローンの飛行ルートは、マルバーンにおいて毎日行われているファクトリーツアーのルートと同様のものだ。
訪問者へのファクトリーツアーも実施
創始者ヘンリー・フレデリック・スタンリー・モーガンは、1909年の会社設立後、1914年にモーガン・モーターカンパニーを自宅工房から1.6km離れたピッカースリー・ロードへと移転させた。その後、108年の間に工場は発展・拡大してきたが、現在も当時の建物の特徴や雰囲気は保たれている。
モーガン・モーター・カンパニーのスティーブ・モリス会長兼CEOは、今回の動画公開について次のようにコメントした。
「最新のドローンの性能と技術にはいつも感心させられます。 実はドローンが人気を集めていることを知って以来、モーガンの生産現場の撮影を想像していました。この素晴らしいムービーを公開できたことを、あらためて嬉しく思います」
「モーガンの生産施設を世界中の視聴者に、これまでにない方法で紹介できたことは、私の大きな誇りです。108年の歴史を持つファクトリーは、私たちが提供するツアーとともに、現代の自動車業界では他に類を見ないものです。自動車ファンやモーガン・ファンだけでなく、多くの方の好奇心を掻き立てるユニークさを持っていると信じています」
新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミック以前は、年間約3万人が工場見学ツアーに参加。海外からの渡航制限が緩和されれば、この数字を大きく上回ることが予想されている。現在、モーガン・エクスペリエンス・センターでは、さまざまな体験やガイド付きファクトリー見学パッケージの事前予約が、下記の公式サイトから可能となっている。
【関連リンク】
・モーガン・モーターカンパニー公式サイト
https://www.morgan-motor.com