目次
スロットルコントローラーが一般用品として売られるようになってだいぶ経つ。アクセルペダルの操作に電子制御式(スロットルバイワイヤー)が採り入れられ、搭載車が増えるのと比例するように、対応車種も飛躍的に伸びて、すっかりお手軽チューニングアイテムとして浸透するようになった。
車種ごとに行われる綿密な設計で、安心のポン付けチューンが可能に!
装着は容易で基本的にはカプラーオンで済むため、現状復帰も容易でカスタムに対するハードルも低い。そして装着後は、アクセル操作に対するエンジンの反応が見違えるように変わるため、交換満足度も高いのが特徴だ。
ただ、変化させるのは容易な反面、市販製品として成立させるのはまた別の話。アクセル操作に直結するために電子的なエラーは許されず、またいくらでも変えられるその自由度の高さゆえに、適切な設定を導くのも難しいからだ。
豊富な電子パーツをラインアップするブリッツは、この分野における先駆でもある。
エラー検知による副作用のリスクを避けるべく、車種ごとの専用開発と確認作業を踏んでリリースされるそのラインアップは、安心かつ熟成の様相を見せる。
“松竹梅”で用意されるシリーズ設定にも注目だ!
現状のラインアップは、主に3製品に分けられる。エコ・スポーツ・オートと異なるモードで合計20段階の調整域が設けられる『スロコン』は、これでもまだスタンダード。より上級設定となる『パワスロ』は、スロットルコントロール機能を軸に、さらにエンジン制御の最適化をも可能にする。一方、よりエントリー向けに設定される『スマスロ』は、その調整域こそ計10段階ながらも、設定スイッチをサービスパネル内に収められるなど、後付け感の少ない自然な美観を両立できる。
調整域は数が多ければいいというものでもない。あまりに多いと、逆にどれを選ぶべきか混乱しがちで、使いづらくなるとも言える。その点、電子パーツ開発に実績のあるブリッツは、ユーザーの嗜好パターンを熟知している。少なすぎず多すぎない絶妙な設定も人気の一因と言えるだろう。