使用済み車両の適正処理および解体・リサイクルを行なうマルチ・スズキ・インディアの合弁会社が稼働開始

スズキのインド子会社マルチ・スズキ・インディア社(以下マルチ・スズキ)はこのほど、豊田通商および豊田通商グループのToyota Tsusho India Private Limitedとともに設立した、使用済み車両の適正処理および解体・リサイクルを行なう合弁会社、Maruti Suzuki Toyotsu India Private Limited(以下MSTI)が11月23日に稼働を開始したことを発表した。

適正処理・解体によって処理されたスクラップを素材として販売。将来的には月間処理台数2000台を目指し環境問題に対応へ

拡大するインドの自動車市場における使用済み車両の回収・環境に配慮した適正処理といった課題を解決するため、マルチ・スズキは自動車解体・リサイクル事業を行ってきた実績を持つ豊田通商グループと合弁で2019年10月にMSTIを設立。このたび、ウッタル・プラデーシュ州ノイダ地区の施設の稼働開始を記念して11月23日に開所式が行われ、インドのニティン・ガドカリ道路交通・高速道路大臣をはじめ、鈴木哲駐インド日本国特命全権大使およびマルチ・スズキの鮎川堅一社長、MSTIの赤石優社長らが出席した。

MSTIは使用済み車両の仕入れから解体、廃液の抜き取りなどの適正処理、解体を行い、処理されたスクラップを素材として販売する。将来的には当該施設で月間2000台の処理台数を目指す。

使用済み車両を適正に処理することにより車両や部品の不法投棄を減らし、地球温暖化や土壌汚染・水質汚濁といった環境問題にも対応していく。

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