ベースは古い4LタンクのZ50Jで、カスタムするために使った社外パーツのほとんどがいわゆる「当時モノ」と呼ばれる古くて貴重な品ばかり。この仕様に長年憧れたオーナーが組み上げた渾身の4Lモンキーなのだ。

貴重な1980年代製のパーツがてんこ盛り!

ホンダ・モンキーの歴史は1961年に作られた多摩テック用の遊具にまで遡ることができる。何度かのモデルチェンジを繰り返して2017年の生産終了まで長い歴史を築き上げた偉大なバイク。その歴史においては何度かのカスタムムーブメントが巻き起こり、時代とともにカスタムの方向性も変わってきた。だからモンキーミーティングin多摩の会場には幅広い年代のカスタムモンキーが集まる。今回は一際目を引いた「当時モノ」パーツばかりでカスタムされた個体を紹介しよう。

シートの後ろにキャッチタンクを装着して真後ろへブローバイホースを伸ばすのは、1980年代当時のミニバイクレースで散見された仕様。前後サスペンションやアップタイプのハンドルなども当時らしいスタイルと言える。

使用したパーツのほとんどが1980年代製という貴重なカスタムモンキーのオーナーであるラグちゃんは、その当時を知る世代の63歳。モンキーミーティングin多摩が開催されるのは東京都化の東京サマーランドの駐車場が会場になるのだが、なんとラグちゃんは前日に広島県から乗り込んできた。それというのも2026年の会場にはスーパーモンキーのブースが特別に出店されることになり、それを知ったマニアであるラグちゃんは当然のように駆けつけたというわけ。別に紹介するスーパーモンキーM.H.R.とこの4Lモンキーをトランポに積んで参加されたのだ。

JRPや乗りもの館のパーツを使った足まわり

テレスコピック式になる古いJRP製エアサス付きフロントフォークは超希少な逸品で、ブレーキのドラムプレートも当時のJRP製。さらに独特な形状のフロントフェンダーは80年代のミニバイクレースを席巻したスーパーモンキー製だ。

ベースが古い4Lモンキーなのだから、カスタムに使うパーツも古いものにしたいと考えるのはマニアならでは。何事も時代考証は大切なのだ。ラグちゃんのこだわりは徹底していて、長年かけて集めた「当時モノ」パーツをふんだんに使用している。テレスコピック式になるフロントフォークはJRP製で非常に良い状態を保っている。また乗りもの館のキャストホイールにはJRP製ブレーキパネルが組み合わされ、ここだけ見てもマニアが唸る仕様だ。またスーパーモンキーのマニアらしくフロントフェンダーも同社製を使っている。

スイングアームは初期のSP武川製で、もちろんロングホイールベースになる。マフラーはこれまた当時モノの希少なJRP製でホイールは前後ともに乗りもの館のアルミ製にされている。

ロングホイールベースになるスイングアームはロゴの通りのSP武川製なのだが、これもまた古いもの。左前方に青いコーションラベルが貼られている極初期のロットによるもので、これも見る人が見れば「おおっ」と唸るパーツだ。また黒塗りのマフラーはJRP製で、今のものと違って細身なことが印象的。そのマフラーの上に少々見えているキャッチタンクはイギリスのフォージ・モータースポーツ製で、細かなところまでこだわっている。

カバーや補機類にもこだわりを発揮!

キタコ製ボアアップキットで105cc化したエンジンには大真製の乾式クラッチと5速ミッションが組み合わされているため特徴的なクラッチカバーとなる。オイルクーラーと取り出し口はともにヨシモト製でオイルクーラーはマグネシウム製と凝ったパーツだ。

エンジンはキタコ製ボアアップキットにより105cc化してあるが、組み合わされたパーツはやはり古いものばかり。キャブレターはインテークマニホールドごとタツミ製とされ、排気側はこれまた古いJRP製マフラーを組み合わせている。さらに大真製乾式クラッチと5速ミッションを組み込みエンジンパワーを効果的に伝達できる仕様となっている。ヨシモト製のオイルクーラーは贅沢なマグネシウム製で取り出しだけでなくヘッドカバーまで同社製を使っている。

エンジンを組み上げる時に使用するボルト類は要所要所でアルマイト加工が施されたものに交換されている。キャブレターはインマニともタツミ製とされ、マイトのポイントカバーも希少な当時モノのパーツ。タコメーター取り出しは後ろ向きになるタイプ。

エンジンの反対側では古いマイト製のポイントカバーが目を引くポイント。エンジンを組み上げる際に使うボルト類はアルマイト加工が施されたものに変更してあり、細かなこだわりが感じられる。スーパーモンキー製のフロントフェンダーに貼られた乗りもの館のステッカーも貴重なものだろう。

バックステップはMRD製で、肉抜きされたレーシーなもの。SP武川製スイングアームのピボット付近にある青いプレートがは同社のごく初期ロットである特徴だ。

撮影したのはこのEVENT!

「第18回モンキーミーティングin多摩」
■開催日:2026年5月17日(日)
■開催地:東京サマーランド 第2駐車場(東京都あきる野市)

こちらの車両はマニアックなモンキーが大量に集う老舗イベント「モンキーミーティング」で撮影。詳細はこちらのWEBをチェック!
当日のイベント模様はコチラから!

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【モトチャンプ】