2022年も好調な販売が続くランボルギーニ

ランボルギーニ、2022年も絶好調! 第一四半期の販売実績が過去最高を記録

2022年第一四半期も、2021年から続く好調を維持するランボルギーニ。
2022年第一四半期も、2021年から続く好調を維持するランボルギーニ。同期間の販売台数は過去最高を記録した。
アウトモビリ・ランボルギーニが、2022年第一四半期(1月〜3月)の販売実績を発表。昨年からの好調を維持して全世界で2539台をデリバリーし、第一四半期としては同社史上最高を記録した。

最高記録の2021年を上回る2539台を販売

ウクライナ侵攻によるロシア市場からの撤退や、半導体不足にもかかわらず、第一四半期として過去最高のデリバリーを記録。ヴィンケルマン会長は「堅実なスタートとなった」と評価した。
ウクライナ侵攻によるロシア市場からの撤退や、半導体不足にもかかわらず、第一四半期として過去最高のデリバリーを記録。ヴィンケルマン会長は「堅実なスタートとなった」と評価した。

2022年1月から4月にかけて、ランボルギーニは2539台の新車をデリバリー。これは、2021年同期比の5%増、2020年比31%増となった。ランボルギーニは2021年に販売台数(8405台)、売上高(19億5000万ユーロ)、利益率(20.2%)で新記録を達成しており、2022年もこの記録を更新する可能性がある。

アウトモビリ・ランボルギーニ会長兼CEOを務めるステファン・ヴィンケルマンは、ロシアのウクライナ侵攻や世界的な半導体不足という不確定要素がありながらも、好調が続く販売実績について、次のようにコメントした。

 「新たな世界的規模の課題に取り組む1年として、堅実なスタートを切ることができました。地政学的情勢に起因する不確実性は、世界中に深い悩みをもたらすだけでなく、予測も困難です。しかし私たちは今、世界中で最も魅力的な存在にあると確信しています」

「現在も毎月のように、生産量を上回る受注があり、12ヵ月分以上の生産キャパシティを余裕でカバーすることができます。さらに、2023年には新たなV12ハイブリッドモデルのデビューを控えています。あと1年弱、電動化という新たなステージへと進む準備を続けていきます」

最多の1547台がデリバリーされたウルス

2022年第一四半期に1547台がデリバリーされたランボルギーニ ウルス。
1547台がデリバリーされ、最多販売台数を記録したのは今やランボルギーニの基幹車種となったスーパーSUVの「ウルス」だった。

地域ごとの販売割合は、EMEA(欧州・中東・アフリカ)が40%、アメリカが32%、アジア太平洋が28%。現在、営業活動を停止しているロシアを除き、ほぼすべての市場で販売台数が伸びを見せた。

最も数多くデリバリーされたのは、依然としてスーパーSUVの「ウルス」。残りの半数がモデル最末期のV12スーパースポーツの「アヴェンタドール」と、V10モデルの「ウラカン」となった。ウルスとウラカンは前年同期と同レベルの伸びを示し、全世界における販売台数はウルスが1547台、ウラカンが844台に達した。

ウラカンは4月12日にニューモデルの「テクニカ」が発表されており、今後さらに販売台数が増加すると見られている。さらに2022年後半、ランボルギーニはウルスを2車種、ウラカンを1車種、計3つのニューモデルの投入を予定している。

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