“あのクルマ”との違いもちゃんと再現されていますよ!

トミカ × リアルカー オールカタログ / No.36 ダイハツ ロッキー

発売から50年以上、半世紀を超えて支持される国産ダイキャストミニカーのスタンダードである『トミカ』と、自動車メディアとして戦前からの長い歴史を持つ『モーターファン』とのコラボレーションでお届けするトミカと実車の連載オールカタログ。あの『トミカ』の実車はどんなクルマ?
No.36 ダイハツ ロッキー (サスペンション可動・希望小売価格495円・税込)

ロッキーはダイハツから発売されている小型クロスオーバーSUVです。ダイハツとトヨタで共同開発されたため、『トミカ』で『No.8 トヨタ ライズ』として発売されているトヨタのライズと兄弟車になります。また、マレーシアのプロドゥアという自動車メーカー(ダイハツの現地合弁会社)から発売されているアティバも兄弟車になります。

ダイハツ ロッキー Premium G HEV実車フロントビュー。
ダイハツ ロッキー Premium G HEV実車リヤビュー。

ロッキーはダイハツが企画・開発した『DNGA(ダイハツ・ニュー・グローバル・アーキテクチャーの英文の頭文字)』と呼ばれる軽自動車/小型自動車用の新型世界戦略プラットフォームが用いられ、四輪駆動システムにはトヨタの『ダイナミックトルクコントロール』が用いられているという、両社の自慢の自動車技術の“いいとこどり”がされたクルマだと言えるでしょう。

実はダイハツ ロッキーは、1990年に初代モデルが発売されましたが、これはSUVである現在のロッキーとはシャシーの作り方がまったく異なった、“ライトクロカン”と呼ばれる車種でした。その名前とマインドのみを引き継いで誕生したのが2019年にデビューした2代目となるA20系で、当然ながら『トミカ』の『No.36 ダイハツ ロッキー』は、この2代目をモデルとしているようです。

兄弟車のトヨタ ライズ。フロントマスクはまったくデザインが違っている。

ロッキーはトヨタ ライズと同様、大径タイヤやオーバーフェンダーなどでSUVらしい堂々としたスタイルをしていますが、ボディ・サイズはいわゆる“5ナンバー・サイズ”と呼ばれる小型車で、17インチタイヤを履いたモデルの最小回転半径は5.0m(16インチタイヤ装着車は4.9m)を実現しており、小まわりがききます。可動式デッキボードを備えたラゲッジスペースは外観から想像されるよりも広く、コンパクトSUVではトップレベルの広さを誇っています。

2021年11月の一部改良で新たに投入された新開発1.2ℓのWA-VE型エンジン。

エンジンはダイハツ製の1KR-VET型、1.0ℓ直列3気筒ターボエンジンを搭載し、ベルト駆動式CVTにスプリットギヤを組み込むことで高速域ではベルト+ギヤ駆動となって伝達効率が向上、変速比幅が広がる仕組みを持つ『D-CVT』と呼ばれるCVTが組み合わされます。2021年11月の一部改良で、2WD車のエンジンが排気量をアップするとともに、熱効率もさらに高められた1.2ℓのWA-VE型に換装されました。

ダイハツが開発したシリーズハイブリッド方式のハイブリッドシステム、『e-SMART(イー・スマート)ハイブリッド』。

また、同時にダイハツが開発したシリーズハイブリッド方式のハイブリッドシステム『e-SMART(イー・スマート)ハイブリッド』を搭載するハイブリッドモデルが追加されています。これはWA-VEX型エンジンを発電機として使用、その電力を使ってモーター走行するものです。それに加え、アクセルペダルの操作のみで車速コントロールが可能な『スマートペダル(S-PDL)』が装備されました。

駆動方式はガソリン車のみ2WDと4WDがあり、4WDには発進時や滑りやすい路面走行時に車両状態に合わせて後輪へのトルク配分を適切に行なう『ダイナミックトルクコントロール4WD』が採用されています。なお、ハイブリッド車は2WDのみの設定となっています。

LEDデジタル速度計と7インチTFTカラー液晶ディスプレイを組み合わせたメーターが際立つインパネまわりはトヨタ ライズ同様。(PremiumG HEV)

安全装備はダイハツの予防安全機能『スマートアシスト』と運転をサポートする『スマートアシストプラス』で構成される『次世代スマートアシスト』を搭載し、これに加えてBSM(ブラインドスポットモニター)とRCTA(リヤクロストラフィックアラート)が追加採用されています。2021年11月の一部改良では、衝突警報や衝突回避支援機能に夜間の対歩行者検知機能を追加、標識認識機能には最高速度と一時停止への対応が追加され、路側逸脱警報機能とふらつき警報機能も追加されました。

実車同様に『トミカ』の『No.36 ダイハツ ロッキー』は『No.8 トヨタ ライズ』とは兄弟車なのでかなり似ている部分がありますが、顔つきなどは決定的に異なっており、その違いを上手く再現しています。ぜひ『No.8 トヨタ ライズ』と並べて、その違いをじっくり堪能してみてください。

■ダイハツ ロッキー Premium G HEV 主要諸元

全長×全幅×全高(mm):3995×1695×1620

ホイールベース(mm):2525

トレッド(前/後・mm) :1475/1470

車両重量(kg):1070

エンジン形式:WA-VEX型 直列3気筒DOHC

排気量(cc):1196

最高出力:60kW(82ps)/5600rpm

最大トルク:105Nm(10.7kgm)/3200-5200rpm

モーター形式:E1A型交流同期式

モーター最高出力:78kW(106ps)/4372-6329rpm

モーター最大トルク:170Nm(17.3kgm)/0-4372rpm

トランスミッション:電気式CVT

サスペンション(前/後):ストラット/トーションビーム

ブレーキ(前/後) :ベンチレーテッドディスク/ドラム

タイヤ:(前後):195/60R17

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