パフォーマンスと安全装備に磨きを掛けて、2023年型スバル・レガシィ登場!

5月12日、スバル・オブ・アメリカより2023年型レガシィのビジュアルが発表された。新型レガシィではフロントエクステリアが一新された。また、それ以上に十分すぎるほどの安全装備が数多く搭載されている。今回は、そんなレガシィのアップデートされた内容について見ていこう。

5月12日スバル・オブ・アメリカが、2023年型モデルのレガシィを発表した。新型レガシィでは、スタイリングが一新され、安全技術と車載技術がともに向上している。また、新たにスポーツモデルに2.4LターボSUBARU BOXERエンジンが標準で搭載された。また、最新世代の「アイサイト」システムを標準装備、幅広い状況下での運転を可能にした。

2023年型レガシィは、ベースモデル、プレミアム、スポーツ、リミテッド、ツーリングXTの計5つのラインナップが用意され、今秋からの販売を予定している。

力強い造形のエクステリア

2023年型レガシィでは、より目立つ大型のグリルとLEDヘッドライト、フォグランプを含むフロントバンパーのデザインが一新され、大胆で力強いキャラクターを確立している。このデザインは、レガシィが掲げる「Dynamic x Solid」の理念に基づいて開発され、低くワイドにどっしり構えたようなスタンスを実現している。このデザインにより、コックピットからの前方視界に優れ、インパネ中央から左右のドアパネルに渡って広く開放的な空間を作り出してくれている。

形状が変更になったLED式ヘッドライトユニット
純正ホイール

上質な空間をなすインテリア

「スポーツ」グレードのインテリアは、ブラックとグレーを使用したシートに赤いステッチが施された専用クロスが採用され、シックな印象。それに対して、「リミテッド」では、パーフォレイテッド・レザーインテリアが採用され、ワンランク上の上質な空間が演出されている。

2023年型レガシィでは、インパネ中央に最新式の11.6インチ「STARLINK マルチメディア・プラスシステム」を標準で装備し、ワイヤレスでApple CarPlayとAndroid Autoをフルスクリーンで使用することができる。このディスプレイではマルチメディアに限らず、Bluetoothを使用したハンズフリー通話や、エアコンの操作、音声起動式のSiriusXMトラベルリンクを使用することができる。

上下に長いマルチメディア・ディスプレイ。エアコンの操作系もここにまとまられた。

インパネ中央には最新式の11.6インチ「STARLINK マルチメディア・プラスシステム」が標準で装備され、ワイヤレスでApple CarPlayとAndroid Autoをフルスクリーンで使用することができる。このディスプレイではマルチメディアに限らず、Bluetoothを使用したハンズフリー通話や、エアコンの操作、音声起動式のSiriusXMトラベルリンクを使用することができる。

ディスプレイ下部には、2.4AのUSB入力/充電ポートおよび、イヤホンジャックが標準装備されている。プレミアム以上のグレードを選択すると、フロント、リアキャビンにUSB-Cポートが追加される。


「スポーツ」と「ツーリングXT」では、雪などの悪天候の中走行する場合でも、ステアリングホイールに全面ヒーターが設定され、快適な運転をサポートしてくれる。右左折や旋回の際にハンドルを持ち換えても、常にドライバーの手を暖かく保ってくれる。ちょっとしたことだがドライバーは助かること間違いなしだ。

豊富に用意されたグレード

「プレミアム」グレードでは11.6インチのマルチメディア・ディスプレイ、オールウェザーパッケージ、ランバーサポート付きの電動ドライバーシート、独立式のデュアルゾーン空調システムが追加されている。

「リミテッド」では、パーフォレイテッド・レザーインテリア、Harman Kardon式オーディオシステム、リアシートヒーターなどが装備された。

「スポーツ」グレードでは、260psの2.4Lターボ BOXERエンジンが標準装備されている。エクステリアには、フロントグリル中央に赤いラインがアクセントされ、グレーメタリックのサイドミラーにリアスポイラーが設置され、通常グレードと区別化が図られている。また、「プレミアム」をベースに、スポーツチューンサスペンション、LEDフォグランプ、電動式サンルーフなどが追加されている。さらに、バック時のオートブレーキなどの安全装備もいくつか追加された。

「スポーツ」グレードを象徴する赤いラインアクセント
グレーメタリックのリアスポイラー

最上級グレードの「ツーリングXT」には、シート内で温度調整を行うベンチレーテッド・フロントシートに加え、フロントビューモニター、電動サンルーフなどの装備が追加された。インテリアの見た目も、シルバーステッチが施されたスレートブラックのナッパレザー、ステアリングホイールのクロームメッキ装飾に、サイドミラーのサテン調メッキなど、より豪華に仕上げられている。

てんこ盛りの安全装備

レガシィは、ボディ剛性と、衝突の衝撃吸収性に最適化した「スバル・グローバル・プラットフォーム」をベースに開発されている。運転席の膝部分にまで備えられた計8つのエアバッグを標準装備し、どの方向からの衝撃からも乗員を安全に守ってくれる。

車線変更の際に死角にいる車などを検知する「ブラインドスポット・ディテクション」、後方からの車ないし物体の接近を警告する「リア・クロストラフィック・アラート」が搭載されたグレードには、アイサイトを活用した危険時のオートステアリング機能が追加された。盛り込まれた安全装備により、万が一事故に巻き込まれた際にも、その被害は最小限で済むだろう。

ドライバーをアシストする「アイサイト」技術は、走行中に車線外にはみ出した際に、自動でステアリング補助を行い、レーンに沿った安全な走行をサポートしてくれる。「スポーツ」以上のグレードには、専用の赤外線カメラと顔認識技術による、ドライバーの疲労や注意散漫の兆候を識別するシステムが組み込まれ、万が一の際には、音声と画像による警告でドライバーと同乗者に注意喚起をしてくれる。

「ツーリングXT」には2台のデュアルカメラを使用したアイサイトシステムに留まらず、さらにワイドアングルカメラを追加し、さらに視野を広げて交差点侵入時の歩行者や自転車をいち早く認識してくれるようになった。これまで以上に精度の高い自動ブレーキシステムが実現された。

これまで以上に、安全装備に力が入っているレガシィは、今秋からの販売を予定している。

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