トヨタの米国部門は、2023年型GRカローラが全米オートスポーツ協会(NASA)選手権の公式ペースカーに採用されたことを発表した。GRカローラは、カリフォルニア州に位置するサーキット、ラグナ・セカにて9月15日から18日まで開催されるNASA全米選手権に投入され、NASA選手権決勝を含むすべてのレースでペースカーを担当する予定となっている。
トヨタのマーケティング担当副社長であるマイケル・トリップ氏は以下のように述べている。
「昨年は、新型GR86でデイトナでのNASA選手権の全レースのペースを担当させていただきましたが、今回は史上初のGRカローラで参加することができ、とても嬉しく思います。このような素晴らしいイベントで、ファンやNASAの競技者のみなさまに、GRカローラの実力を間近でチェックしていただきたいと思います。」
公式ペースカーとなったGRカローラは、トヨタのモータースポーツや耐久レースではお馴染みの赤・白・黒のカラーリングを採用。最高出力300PS、最大トルク370Nmのターボチャージャー付き1.6リッター3気筒エンジンを搭載し、25クラス、350台以上のレーシングカーを先導する。このエンジンには、トヨタがラリー用に開発したGR-Four全輪駆動(AWD)ドライブトレインが組み合わせられ、前後輪へのパワー配分を60-40、50-50、30-70から選択することができる。