ランボルギーニ、2020年比13%増加の8405台を販売

ランボルギーニ、2021年の業績を発表。3部門で過去最高を記録

好調な業績を発表したアウトモビリ・ランボルギーニのステファン・ヴィンケルマン会長兼CEO。
好調な業績を発表したアウトモビリ・ランボルギーニのステファン・ヴィンケルマン会長兼CEO。
アウトモビリ・ランボルギーニが2021年度の業績を発表、過去最高の販売台数、売上高、利益率を記録した。半導体不足や新型コロナウイルスなど世界的に厳しい経営環境が続く中、堅実な経営戦略が改めて裏付けられる結果となった。

販売台数・売上高・利益率のすべてが増加

新型コロナウイルス禍から復活した2021年、ニューモデルの好調もあり、ランボルギーニは販売台数・売上高・利益率すべての指標で大幅な増加を記録した。
新型コロナウイルス禍から復活した2021年、ニューモデルの好調もあり、ランボルギーニは販売台数・売上高・利益率すべての指標で大幅な増加を記録した。

今回発表された売上高は2020年から19%も増加し、過去最高の19億5000万ユーロに達した。新モデル投入に支えられた効率的な経営が、営業利益をかつてない水準に押し上げた形だ。

営業利益率は2018年の2倍以上となる20.2%を記録。この優れた業績は2020年(2億6400万ユーロ)に比べ49%増と、大きく伸びた3億9300万ユーロの営業利益を反映したもの。ランボルギーニは同社史上最高額の投資(今後5年で18億ユーロ、すべて自己資金)を含む積極的な戦略計画の一環として、今後はさらに挑戦的な財務目標を設定しており、22〜25%の利益率増加を狙っている。

世界販売台数は405台(2020年比13%増加)に達し、過去最高を記録。ランボルギーニが事業を展開する3地域では、アメリカ(14%増)、アジア太平洋(14%増)、EMEA(欧州・中東・アフリカ:12%増)とすべての地域で二桁以上の成長が見られ、地域別の販売台数もそれぞれ34%、27%、39%とバランスよく分布している。

ウルスがトップとなる5021台を販売

2021年も好調な業績を発表したアウトモビリ・ランボルギーニ。
ラインナップ最多販売を記録したのは、5021台をデリバリーしたスーパーSUVの「ウルス」となった。

国別の販売台数では、トップが米国(2472台、11%増)、2位が中国(935台、55%増)。以下、ドイツ(706台、16%増)と英国(564台、9%増)が続いた。ランボルギーニの母国イタリアでも4%増加し、359台をデリバリーしている。

モデル別ではスーパーSUVのウルスが好調を続け5021台を販売。V10エンジン搭載のウラカンは追加モデルの「 STO」が呼び水となって販売台数が大きく伸びて2586台を達成している。また、V12モデルのアヴェンタドールも798台がデリバリーされた。

アウトモビリ・ランボルギーニ会長兼CEOを務めるステファン・ヴィンケルマンは、この好調な業績について次のようにコメントした。

「ランボルギーニは、創業以来最高の販売・財務実績を実現しました。それは、今日のような新たな不透明性の時代への対応に必要な、堅固な経営基盤をもたらしてくれています。そして私たちはウクライナで起きていることに深い悲しみを感じ、民主主義的な価値観の下、戦争が速やかに終結することを願っています」

内燃機関時代から電動時代への過渡期

2021年も好調な業績を発表したアウトモビリ・ランボルギーニ。
ランボルギーニはウルスとウラカンにそれぞれ2種の派生モデルの投入を予定。それ以降はハイブリッドを含めた電動モデルに集中していく。

今後、ランボルギーニは数ヵ月内にウラカンとウルスに、それぞれ2種類ずつニューモデルの発表を予定。これをもって純内燃機関の時代に別れを告げ、2023年のアヴェンタドール後継モデルのデビューとともにハイブリッド時代に移行する。

昨年ランボルギーニは、おうし座で最も明るい星にちなんで名付けられた意欲的な戦略「コル・タウリ(Cor Tauri)」を発表。この戦略のもと、ランボルギーニはDNAを維持しつつ電動化に段階を経て移行する。

第1段階はハイブリッド化。最初のハイブリッド量産モデルを2023年に発表し、2024年までに全モデルのハイブリッド化を完了し、二酸化炭素排出量50%削減を目指す。第2段階は2020年代後半に開始を予定している完全電動化で、ハイブリッドのモデルラインナップに加え、4モデル目のフル電動モデルが登場する予定となっている。

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