愛知・岐阜にラリーカーの雄叫びがこだまする! セントラルラリー開催まで1週間

11月12日(金)〜14日(日)にかけて、愛知県と岐阜県を舞台に、『フォーラムエイト・セントラルラリー2021』が開催される。2022年に開催されるFIA世界ラリー選手権(WRC)『フォーラムエイト・ラリージャパン』につながるイベントとして、ラリーファンから熱い視線を集めている。豊田スタジアムを拠点として、岡崎の乙川河川敷では、スペシャルステージの走行も観戦可能だ(有料の入場チケットが必要)。

今大会は、いわゆる『選手権』がかからないノンタイトル戦として開催されるが、全日本ラリー選手権でトップを争うマシンやヒストリックカーなど、総勢61台が出場予定だ。車種バラエティも非常に多彩で、トヨタGRヤリスやスバル WRX STI、三菱ランサーエボリューションといったハイパフォーマンスカーはもちろん、スズキ・スイフトスポーツやトヨタ・ヤリスなどのコンパクトスポーツも登場する。さらに、シュコダ・ファビアR5、トヨタGT86 CS-R3といったラリー専用車両も参戦している。

また、17台のエントリーを集めたヒストリックカーにも注目したい。日本車ではトヨタ・セリカ(TA22)にマツダ・サバンナRX-7、輸入車ではポルシェ911、フォード・エスコート、ランチア・ラリー037やデルタなどなど、綺羅星のごとき名車が名を連ねている。往年同様のエキゾーストノートを響かせて、愛知・岐阜の両県を駆け抜ける。

出場するドライバーも多士済々だ。先日、全日本ラリー選手権で自身9度目となるチャンピオンを獲得した勝田範彦を筆頭に、選手権2位の福永修、新井大輝、奴田原文雄、柳澤宏至といった国内トップドライバー、SUPER GTでも活躍する元F1ドライバーのヘイキ・コバライネン、タレントの哀川翔など、そうそうたる顔ぶれが並んでいる。

ラリーは13日(土)の朝9時に豊田スタジアムをスタート。この日は愛知県内の山間部エリアを主なステージとして戦い、最終日となる14日(日)は岐阜県恵那市にも足を延ばして競技が行われる。期間中、豊田スタジアムには車両整備を行うサービスパークが設置されるほか、併催イベントとして『とよたクルマフェスタ』が開催中(9:00~15:00。入場無料)。様々な物販・展示ブースが立ち並ぶほか、地元の飲食を堪能できる出店も多数登場する。ただし開催当日、スタジアム駐車場は利用することができないため、公共交通機関での来場が呼びかけられている。さらに見どころなど詳細については今後追ってお伝えしていこう。

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