カワサキのゼロエミッションの取り組み 水素エンジン、ノスリス【ZEV-Tokyo Festival】

ZEV-Tokyo Festival 新宿中央公園 水の広場ではさまざまなZEVを見ることができた。
11月19日-20日に東京・西新宿の東京都庁周辺で開催されているZEV-Tokyo Festivalには、自動車メーカーのみならず、さまざまな企業がZEV関連のPRブースを展開していた。そのなかで気になったのがカワサキブースである。

新宿中央公園・水の広場ではZEVの展示が開催されていた(20日も開催)。そのなかで目を惹いたのはカワサキのブースだ。

2024年の市販化を目指すハイブリッドモーターサイクルのプロトタイプ

まずは2024年の市販化を目指すハイブリッドモーターサイクルのプロトタイプだ。自社開発のストロングハイブリッド型エンジンを搭載し、燃費の良さと高い走行性能を両立しているという。モーター走行またはモーターとエンジン併用走行の切り替えが可能。

カワサキの水素エンジン

その隣には、水素エンジンが展示されていた。これは、カワサキモーターサイクルのトップエンドモデルであるNinja H2のスーパーチャージドエンジンをベースに直噴化し、圧縮気体水素を燃料とする研究用エンジンである。

電動3輪Vehicle「noslisu(ノスリス) 前輪は2輪、後輪は1輪の3輪モビリティだ。

その前には3輪の自転車……のような乗り物が。これがカワサキモータースが開発する電動3輪Vehicle「noslisu(ノスリス)だ。川崎重工の社内公募制度「ビジネスアイディアチャレンジ」から生まれた電動3輪ビークル。日本では2023年春の発売を目指している。

自立するからスタンドは不要。

ちなみに、クラウドファンディングで発売した際の価格は

電動アシストタイプ(NB-01)が27万円

フル電動タイプ(NA-01)が32万円だった。

フル電動タイプは、EV扱いになるので、普通免許(AT限定可)が必要だ。航続可能距離は電動アシストタイプ50km、フル電動タイプで65kmとしている。

運転には普通自動車免許が必要だが、車検は不要、ヘルメットの装着も不要である。なんとも気になるモビリティだ。

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著者プロフィール

鈴木慎一 近影

鈴木慎一

Motor-Fan.jp 統括編集長神奈川県横須賀市出身 早稲田大学法学部卒業後、出版社に入社。…