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欲しかったのでつい……
ウッドバーニングストーブ3種類。バーニングは英語で「燃える」だが、ここでは二次燃焼をさせるストーブを指すと考えて欲しい。二次燃焼とは加熱されて放出される可燃ガスを、もう一度酸素を供給して燃焼させる機能を持ったストーブ。向かって左は廉価な中国製、中央が今回の新規導入品、「ソロストーブ タイタン」。右は発電しながらモーターで空気を送り込む「バイオライト」これはUSBでの充電も可能な製品だ。
普段、僕はウッドバーニングストーブを使うときは、自宅で伐採した樹を2年ほど寝かして使用している。それを使いやすい大きさに切り、フィールドへ持参する。本来はトレッキングの途中で良さそうな枝等を拾い、食事に備えるのだろう。だが、これはなかなか上手くはいかないことが多い。
そこで木製ペレットという燃料を試してみる。住居用ペレットストーブ用なので、10kg入りでの販売である。燃費を計り、必要最低限の量を持ち出すようにしたほうが良さそうである。ちなみにペットのトイレ用に販売されている木製ペレットもある。もちろん、こちらも燃料として使えるようだ。
困ったことに発電、充電機能があるバイオライトが充電池の寿命を迎えてしまう。充電池を確認して新しいものに替えるつもりだが、ウッドバーニングストーブの元祖、ソロストーブ。少し大きめのタイタンを入手した。欲しかったのかと聞かれたら、はい、もちろん! である。
どのウッドバーニングストーブも同様であるが、本体は2重構造になっている。下に設けられた複数の孔から一次燃焼、二次燃焼とも空気を入れ込む。熱せられ、上昇した二次燃焼用の空気は内側に設けられた複数の孔から排出され、可燃ガスと出会い、燃焼する。
木製ペレットはどのように製造されるのか? 接着剤等の化学物質が含まれていたのなら、それはちょいと遠慮したい。まずは原料。間伐材や、製材から発生する樹皮、端材などが原料だ。これらを一次粉砕。これは運搬や乾燥を高める為。次に成形。乾燥。そしてもう一度粉砕して成形をする。じつはかなりの工程を経て、製品化されている。
木材ペレットをソロストーブに入れ込みやすいように「園芸用ステンレス製土入れ3点セット」を導入。マッチ型着火剤というものに惹かれ導入。ペレットはじつは着火が難しい。燃料用アルコール、もしくは半液状の着火剤の方が使いやすそうだ。失敗。
木製ペレットは小さめなので、平均して燃焼室に入る。整った綺麗な二次燃焼の炎を作り出すことができる。火力も強すぎるほどで充分である。ただし、入れ過ぎには注意が必要で、入れすぎると酸欠になり、あっという間に炎が消えてしまうことがある。気を遣うことも確かだ。燃焼室が小さければ小さいほどテクニックがいる。まぁこれは普通の薪でも同じことではあるけれど。
今回の食は、ヴィーガンについて理解を深めてみる……
食事は「カゴメプラントベースシリーズ」から5点。国際化が進むなか、いろいろな国籍や宗教の人々との交流は増す。相手を知り、彼らの風習を知ることはスムーズにおつき合いができる最初のマナーだと思う。このシリーズはヴィーガンの方に対応するレトルト食品だ。
ベジタリアンが肉や魚を食べないのに加え、ヴィーガンは卵、乳製品、蜂蜜も口にしない。ベジタリアンもラクト・ベジタリアン(植物性食品、乳製品はOK)、 ラクト・オボ・ベジタリアン(植物性食品、乳製品、卵はOK)、 ペスコ・ベジタリアン(植物性食品と魚、卵、乳製品はOK) など、多種の部門にわかれている。
最近、調理を省くことが多くなった。レトルト食品もかなり使う。そこで調理器具も新たに導入。角形飯チンという薄型のコッヘルだ。四角でこのサイズがレトルト食品にジャストフィット。小量の水で温めることができる。朝のトーストを焼くのにも便利そう。
まずはメスティンで炊飯から。カレーなので一合炊き。二次燃焼の炎が綺麗であるが、火力は炊飯には強すぎる。燠火になってからが良さそうだが、順番的には炊飯からだ。
世界での紛争、感染症、日本の自然災害と激動の時代です。それらに心を寄せながら、それでも明るく、楽しく。今後ともおつき合い、よろしくお願いします。