久々の国産FRクーペスポーツの走りを彩った、軽快なスポーツユニット
FA20型は2010年にフォレスターに搭載されてデビューを飾った新世代水平対向エンジン、FB型をベースとしている。113mmのボアピッチは共通だがボア×ストロークは変更されている。
ロングストロークのFB型に対し、FA20型は86.0×86.0mmのスクエアだ。余談だが、EJ20型もやはりボアピッチは113mmである。最初に登場した自然吸気のFA20はトヨタとの共同開発で作られたBRZ(初代トヨタ・86)専用エンジンとして企画され、そのキャラクターに必須である高回転・高出力を実現するべく、ポート噴射と筒内噴射を併用するシステムであるトヨタのD-4Sを備えて高出力化と環境性能の両立を実現。さらに高回転・高出力に向いたスペックとするべくボア×ストロークもスクエアとしたという誕生の経緯がある。
このため基本設計はあくまでFB20をベースにしているものの、共用する部品は少なくなっている。D-4Sを適用する開発はスバルが、それを活用するうえで重要となるピストン冠面形状やインジェクターが噴く噴霧の形状などに関してはトヨタからアドバイスを受けたという。

トヨタ/スバル FAシリーズ 主要諸元
エンジン形式:水平対向4気筒
総排気量:1998cc
ボア×ストローク:86.0×86.0mm
圧縮比:12.5
最高出力:147kW/7000rpm
最大トルク:205Nm/6400-6600rpm
吸気方式:自然吸気
シリンダーブロック/ヘッド材:アルミ合金
吸気弁/排気弁数:2/2
バルブ駆動方式:ロッカーアーム
燃料噴射装置:直噴/ポート噴射併用
VVT/VVL:In◯/Ex◯/×
点火順序:1-3-2-4
(BRZ)

