「フランス軍のテント」をゲット|スズキ・ジムニー(JA71C)でアウトドアへ

今回はミリタリーな雰囲気を取り入れて……
今回のアイテムは「フランス軍」のテント。小型なので、作戦本部に張られるようなテントではない。きっと偵察等の少人数、もしくは単独で行動するときに使用するテントなのだろう。キャンプ飯は道の駅で発見した「キャンプカレーの具」。これ、カレールーを入れるだけ。テントもカレーも、試してみたくなるよね。

TEXT & PHOTO◎伊倉道男(IKURA Michio)

まずは「フランス軍のテント」

設営サイズは約210×142×100cm/収納時約52×26cm。総重量は約3.3kg。

説明文は以下のとおり。
「フランス陸軍のオリジナル・官給品。実物。本物。軍からの払下品。未使用品。軍用テントでは珍しい2人用のテントセット。軍装備品として機能的な作り。展開時も収納時も手間がかからない。また軍が要求する過酷な使用状況にも対応したミルスペック品で耐久性が高い装備品。」
軍事機密なのか、防水等の表示はない。

いままでも紹介してきたが、テントは数種類の販売されている。カラー、出入り口の数、害虫避けネットの有無など、購入時はよく確かめて購入して欲しい。
今回入手したテントタイプは、カラー/ベージュ系、出入り口/1ヵ所、防虫ネット/有、グランドシート/一体。
生地は昔の三角テントのようなコットンではないので雨は通さない。ただし、縫い目にシーリングテープは貼っていないので、心配な人はシーリングテープを貼るか、カメラ等は防水バックに入れておくほうが安心だ。
換気ができる場所は入り口を含めて4ヵ所。両サイドにはマジックテープ。入り口反対側の上部にある換気口は塞ぐことはできない構造となっている。

両サイドにもメッシュの窓が装備。閉じたいときはマジックテープでカバーできる。
ポールはハトメに刺すタイプではない。ワンポールテントと同じように支えるタイプ。うれしいことにテントの幕、ポールが当たる部分にも補強がしてある。

また、ポールをジョイントしているのは金属製のスプリングだ。このあたりもミリタリーチックで魅力的。ミリタリーファンにはうれしいところであろう。
ペグは自立式のテントではないので、本数は多い。ペグ自体は必要最低の機能かな。設営した場所はかなり柔らかめの土。ペグダウンは位置を決めて足で踏めばよいくらいの状態で、本数を打ち込むのにさほど苦労はしなかった。

付属されるペグは16本(長さ:約20cm)。

僕にとってテントの破損でもっとも嫌なのは、ファスナーの破損。穴はガムテープで塞げば良いが、ファスナーの破損はそうもいかず致命的。だから重要チェック項目だ。見れば、このテントのファスナーはなんとYKK製が採用されている。「フランス軍」にも日本の技術が存在する。うん、良い物は良い。

入り口にはメッシュの害虫避け。ジッパーはなんとYKK製との刻印。おお、これはうれしい。

では居住性はどうか? ロータイプのキャンピングベッドを入れてみた。家型のテントなので、左右は当然、上に向かって狭くなる。ただ入り口と奥のウォールは垂直なので、居住性は良い。ベッドを使わずインフレーター式のマットを使えば、さらに頭上の空間は確保できる。ただし約100cmの攻防だが。

ロータイプのキャンピングベッドを入れてみる。中央に設置して、左右を荷物置き場にすれば頭上のスペースをさらに確保できる。

この「フランス軍のテント」、もちろんミリタリーファンにはたまらないテントであろう。そのうえ、昔の「三角テント」を懐かしむ人にも良いアイテムだ。
当時の三角テントや家型テントと比べれば、高さは低いが、そこはタープを足して居住性をアップ。
ミリタリーにこだわらず、キャンプサイトを構築していけば、かなりクラシカルで素敵な雰囲気になるはずだ。

一手間かける楽しみかた発見

さて、料理。「フランス軍」に対抗して日本からは「兵式飯ごう」。キャンプ場近くにある道の駅で発見したレトルト食品「キャンプカレーの具」。これ、具材が煮込んであり、沸騰したら好みのカレールーを入れるだけ。昭和の味も高級なカレーも自由に作れる。 カレールーはフレークタイプのカレールーから、ここも雰囲気を合わせ「よこすか海軍カレー」をチョイス。
ここのところ、レトルト食品の「ラク」と「スピード」に魅惑され続けているが、なんといっても便利なのである。

フランス軍のテント、とくれば日本からは「兵式飯ごう」。料理は「よこすか海軍カレー」。遊びのアイテムはアメリカから「ナーフ フォートナイト BASR-R ボルトアクション」。
フレークタイプのカレールーとおなじみSBカレー。レトルト食品「キャンプカレーの具」にはフレークや粉末のほうが量の調整がしやすい。
カレーの量に合わせて兵式飯ごうで米2合を炊く。シングルバーナーなら先に炊飯、蒸らしている間におかず等を調理すると良いだろう。
約ふたり分。温めるだけのレトルト製品とはちょっと違った楽しみがあることを発見。
最後までご覧いただき、ありがとうございます。北や高所はそろそろ雪だより。今度の休日あたりはスタッドレスへと履き替えかな。それではまた来週。

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著者プロフィール

伊倉 道男 近影

伊倉 道男

フォトグラファー。国学院大学法学部法律学科卒。アパレル会社にて総務人事、営業を経験。その後、但馬 治…